Z 9 + NIKKOR Z 14-24mm F2.8/S + LPRF + Partial Soft Filter, ISO 1250, F 2.8, SS 15 sec
こんにちは、Circulation - Cameraです。今回は新道峠で星を撮ってみたいあなたのための記事でございます ^^b
~Access~
新道峠とは富士山と富士吉田の街並みが一望できるスポットです。場所は下の地図の通り。河口湖の北側になります💡
もう少し地図をアップにしてみます。
この「すずらん群生地」というところに車が100台近く停められそうな大きな駐車場があります。そこから展望台までは歩く必要があります。日中なら冬以外はシャトルバスが展望台と駐車場を行き来しているのですが、我々深夜に写真を撮る人たちには関係のない話なのでございます ( ̄▽ ̄;)
距離にして約3kmです。で、実はずっと上り坂です!だから3kmとはいえ、結局40分くらいは歩くことになります。その間、舗装された道ですが街灯はありませんので懐中電灯かヘッドライトをお忘れなく!
あと、クマが出る可能性が一応あるので鈴とか持っていきましょう。ちなみに自分はこういう時はスマホで音楽流しながら歩きます。
~展望台~
展望台は第一展望台と第二展望台に分かれていてどちらからも撮影することができます。自分は第一展望台にD850をセットして星の軌跡を撮影して、主に第二展望台で撮影していました。下の写真のように第一展望台だと手前の木が良いアクセントになるかもしれませんね!
(`・ω・´) < 加算平均する前提だと処理が難しくなっちゃうけど
第一展望台と第二展望台はそんなに離れていなくて徒歩1-2分です。ちなみにどちらもテラスの柵近くに段差があるので夜中はご注意あれ!
~星景写真撮影のコツ①~
さて、では星景写真撮影の方法について語ってみましょう。まず、レンズですよね。画角としてはフルサイズ換算で15mm~30mmくらいのレンズが良いと思います。下の写真は16mmで撮った写真です。結構気に入っています!
Z 9 + NIKKOR Z 14-24mm F2.8/S + LPRF + Partial Soft Filter, ISO 1250, F 2.8, SS 15 sec
ちなみに28mmではこんな感じです。
構図に関しては、テラスからの撮影ですからフットワークで調整することが難しい環境なんですけど、星空を広く入れた方が良いと思います。街明かりがあるので低い空の星はあまり目立たないんですよね。
※雲海が出ているときなんかはそっちをメインにしたくなるかもしれませんけどね!
~星景写真撮影のコツ②~
で、露出を決めるとき大きな問題となるのはこの街明かりです!街明かりが白飛びせず星もそれなりに写る露出をはじき出す必要があります。で、必ずRAWで撮影した方がいいです。空と地面の明暗差を少しでも帰宅後に埋めてあげる必要がありますので。あとは空は空、地上は地上で撮影して後で合成するのもいいかもしれませんね!
ちなみに街明かりを厳光するのにハーフNDフィルターを使うのもありです。ただ、街明かり以外は黒飛びしてしまうことになるので、そこんとこを計算しながら使用する必要はありますね。下の写真は昨年阿蘇で撮影したものです。このように街明かり以外は暗くなっちゃうので注意が必要ってことです。
ちなみに街明かりがあるのでソフトフィルターは使えないです。まぁ、使っても良いけど明らかに街明かりが凄いことになります (笑) なので星座を目立たせるのであればハーフソフトフィルターがいいです。自分は天の川に寄り添うさそり座を目立たせたかったので、今回の撮影では採用しました💡
~おわりに~
ということで今回は新道峠で星景写真を撮影する方法について語ってみました!展望台までそれなりに歩くこともあり、新月期の週末とかでなければそんなに夜中は混まないんじゃないかなと思います。ちなみに展望台は少なくとも2023年3月では夜間立ち入りOKでした。
(`・ω・´) < 笛吹市に電話して確認しました。
でもトラブルやいたずらとかがあると、この先立ち入り禁止になる可能性もありますよね。なので当たり前のことですが、夜中で人は少ないですが人の迷惑にならないように注意しましょう。凄く良い場所だったので末永くリピートできたらいいなと思いました!それでは今回はここで失礼します m(_ _)m
~関連リンク~
ハーフNDフィルターを使用することで街明かりを緩和するのは良い方法です!ただ、街以外の部分は黒潰れするのでご注意あれ!こちらは2018年に秩父で撮影したハーフND+星景写真の作例でございます。