~Only the cat~
こんにちは、Circulation - Cameraです。今回はビール備忘録です。最初にご紹介しますは「ねこしかしんじられない」です。
Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8/S + SB700, ISO 100, F 3.0, SS 1/100 sec
こちらは三重県の老舗クラフトビールメーカー、伊勢角屋さんの限定品です。非常に人気がありレギュラーメニューになった「ネコ二匹 (下写真参)」をもじったビールです。この限定品も非常に人気があり割と一瞬で売り切れちゃいましたが、ラッキーなことに2本ゲットできました♪
せっかくなので2本並べて記念撮影。
Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8/S + SB700, ISO 100, F 6.3, SS 1/100 sec
そんな「ねこしかしんじられない」はホップ感を強めつつオーツクリームを使用していると言います (ホップの種類はネコ二匹と同じだそう)。となると少しマイルドというかコクが出る感じになるんですかね!?
ちなみにオーツクリームトリートメントはニューヨークのOther Halfさんが得意としている技術です。Other Halfさんは備忘録書いたことあります♪
それでは頂きます!
新鮮な苦味は当然最初にきますよね。そのあとは粘りすら感じるような濃厚なタッチが楽しめます。オーツクリームの効果でしょうか。鼻を抜けた後味はドライでいて濃厚な果実のフレーバー。う~む、飲み応えのある逸品でした。
Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8/S + SB700, ISO 200, F 8.0, SS 1/50 sec
最後に自室の冷蔵庫にたまたまあったVeilさんの猫ラベルビールも一緒に記念撮影した写真ものっけて終了です!再販してくれたらいいなぁ ( ̄▽ ̄)
~パンプキンビール~
さて、話は変わりますが、クラフトビールには様々な副原料が使用されます。さきほどのオーツクリームもその1つと言えるでしょう。そのため多くのクラフトビールは表記はビールでなく発泡酒になるわけですね。メジャーな副原料はやはり果物でしょうか。ピーチとかオレンジとかね。他にはコーヒーやチョコレートも使われたりします。で、実はパンプキンも案外と良く使われるんですよ。
Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8/S + SB700, ISO 100, F 3.0, SS 1/100 sec
ということで今回は11月に飲んだパンプキンビールをいくつかご紹介です♪
~(1) いわて蔵パンプキンエール~
いわて蔵さんは副原料の特徴を上手に活用されることで定評のあるクラフトビールメーカーさんですね。個人的には山椒エールなんかがとても好きですが、こちらはパンプキンエール。香りだけで「かぼちゃのビールだ!」と分かるほどパンプキンの存在感があります。先味はホップ感やモルト感が顔を出しますが後味はほっこりとしたパンプキンそのもの!
糖度の20%近い高いパンプキンを使用しているそうですが、ホップの香りを先に楽しみつつ後味でかぼちゃのほっこり感を表現できるってとんでもない技術力だと思います。
〜(2) Baird カントリーガール〜
こちらは静岡のBairdさんの定番品。あんまし自分のブログには出てきませんが比較的手に入りやすくて有名なメーカーですよね。そんなBairdさんの秋の定番ビール、もう10年以上毎年頂いています。Bairdさんのお母さんはかぼちゃで有名なオハイオ州中部で育ったということで、そこからインスパイアされたビールだそうです。個人的にはいわて蔵さんの方が繊細で好みですがマッシュされたカボチャの風味はこちらの方がダイレクトに感じられることでしょう。
〜(3) 忽布古丹:Kampocha〜
本日紹介してきた伊勢角屋さん・いわて蔵さん・Bairdさんと比べてるとルーキーなクラフトビールメーカーの北海道は忽布古丹 (ほっぷこたん) 醸造さんのかぼちゃビールです。
美しい琥珀色の液体を一口飲んでみるとびっくり!パンプキンケーキそのものって感じです。バニラも使用していますが上品というか完成度高い。ほぼパンプキンケーキですが、それでいてまさかのビールの切れ味ですっと飲めるという。名作といっていいでしょう。
〜(4) Atomic pumpkin〜
アメリカのVooDoo Rangerさんから。去年も頂戴しましたがこちらもパンプキンケーキのようなフレーバーです。ややスパイシーでこれにはこれの個性があって楽しかったです。来年もまた飲んでみたいもんです ^^
〜(5) Veil:Creep Creep〜
Z6 + NIKKOR Z 50mm F1.2/S + SB700, ISO 100, F 1.2, SS 1/200 sec
このラベル、本当にパンプキンエールなのか??どう考えても異質ですが、あのVeilさんだから仕方ない。
Vielさん得意のスムージー系かと思いきや、まさかのHazy IPAで注ぐ段階から驚きました。いちいち裏切ってくるな、予想を。口に含むと、、、味はIPAです。Double Dry-hopped Pumpkin Pie DIPAらしい。うん、意味わからん。パンプキンらしさはあまり感じないんですが、世の中にはこういうファンキーなビールがあっても良いでしょう。自分が良く行く定食屋も悪ふざけで (?) 豚の生姜焼き生姜抜きとか出してくることありますが、おいしくてそこに愛があればよい。ちなみにこちらのビールもIPAとしての完成度は高く普通にうまかったっす!
※ちなみに飲んでいるうちに、なんとなくパンプキン感あった気がしましたけど、あったって言ったら負けな気がする。。。
〜おまけ①、お茶〜
副原料の話が出たのでちょっと変わったものも御紹介。お茶も実はたま~に使われます。愛知県のYマーケットさんから付知茶IPAです。お茶仕様にしてはちょっと甘すぎるかなと思いましたが後味に特有の癖があって楽しかったです。
ちなみに一緒に撮影したこのボトルは10年前に飲んであまりにおいしかったので、ボトルだけ部屋に飾ってあるJapanese煎茶Green Tea IPAです。東日本大震災のチャリティのためにアメリカのStoneさんの呼びかけで今日も御紹介した静岡のBairdさんとグァムのイシイブルーイングさんとの3者コラボで出来上がった限定ビールです。これは本当に美味しかった~。
〜おまけ②、トマト〜
トマト+ビールと言えばレッドアイというカクテルですね。これのクラフトビールversionを本日紹介したいわて蔵さんが作ってくれていました。流石はいわて蔵さん!めっちゃトマトのフレッシュな味わいを楽しめる仕上がりでした。
〜CASA Agria〜
こちらで今回は終了です。全然今回の趣旨とは関係ないのですが最近飲んだアメリカのCasa Agriaさんがどれも大変おいしかったので備忘録として書いておきます。2015年に出来たばかりの新しい醸造所です。
Z6 + NIKKOR Z MC 105mm F2.8/S + SB700, ISO 100, F 3.0, SS 1/100 sec
その原点はサワーエールにあるようですが、サワーエールの次に作ったhazy IPAも、その後ラインナップされたピルスナーも大変上質だと思いました。特にこの写真中央のモンテルーナは素晴らしかったです。もともと上手な醸造所だと思っていましたが目が覚めるほどの美味しさでした。スモーキーさすら感じるhazy IPA。
<2022年6月以降追記>
〜Echo Bloom〜
2019年に公開されたLotusというホップを使用!あまり味わったことないな、このホップ!ハチミツとかブドウのようなニュアンス。キャンディ的な甘めな仕上がりですが面白いビールです。
~おわりに~
ということで第62回目のビール備忘録でした~。「ねこしかしんじられない」の記事を書こうとしたら思いのほか長くなってしまいました、すいません。けど、クラフトビールはいろんな副原料をそれぞれのメーカーのポリシーで醸造していくところが面白さの1つなので、今回はパンプキンを題材に書き加えてみました。その後、お茶にトマトにと、これ以上話を広げると収集つかなくなると思ってこのくらいにしておきました ( ̄▽ ̄)
これから12月1月とシナモンビールとかチョコスタウトとか牡蠣スタウトとか面白いのが出てきますので気になる方は要チェック!
さてさて、12月ももう終了なので、次回は下半期ベストショット記事にしてみようと思います。それでは今回はここで失礼します m(_ _)m