Circulation - Camera

巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

135mmで切り取ってきた桜の群像

こんにちは、Circulation - Cameraです。今回も前回に引き続き桜ネタです。ApoSonnarというレンズをご存じでしょうか?知る人ぞ知るCarl Zeiss社の名作レンズです。2013年に発売された135mm f2.0の単焦点レンズで920gと結構重量級なのに手振れ補正もオートフォーカスも無いという今となってはストイックすぎるスペックのレンズです。

(`・ω・´) < 売れないよなぁ、こんなレンズ。。。

f:id:tatsumo77:20210404163743p:plain

画像:自分の持っている個体が結構傷だらけなのでYodobashi.comより

ただ、その描写性は優れていて被写体に画角がビシッと合った時には良い写りを見せてくれるレンズです。敢えて表現するなら近代的な解像感と柔らかなボケと忠実〜ややvividな色乗りとでも言いましょうか。今回はこれで2021年の桜を切り取って参りましたので写真をアップしていきたいと思います!

10枚くらいで派手な写真はないですが、良かったら堅苦しいこと言いっこ無しでちょっとしたお花見気分を味わって行ってやってくださいませ~ m(_ _)m

 

~紅枝垂れ桜~

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 640, F 2.8, SS 1/400 sec

DSC_6948Aposonnar

紅枝垂れ桜の先端にピントを合わせて撮影してみました。最大撮影倍率は1/4なので微妙に寄り切れないのは欠点ですが、このマクロレンズに比べて少し引いた位置からだからこそ必然的にできる「間」を活かせると良いですね。背景をしっかりぼかして紅枝垂桜の透明感のあるピンク色に「間」を染め上げてみました

( ̄▽ ̄) < ボケが綺麗と知ってるから安心できること!

 

染井吉野×晴天〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 800, F 11, SS 1/640 sec

f:id:tatsumo77:20210404033825j:plain

フルサイズカメラの場合、焦点距離135mmではボケ過ぎるというのは時に問題になります。時にはしっかり絞って撮影するという思考回路も持っておくことも重要だと思う今日この頃です。右手前の光の当たった房にピントを合わせてF11まで絞っています。そうすることで枝のディテールや空に浮かぶ雲まで残しておくことができました♪

 

〜枝垂れ桜の変曲点〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 100, F 4.0, SS 1/500 sec

f:id:tatsumo77:20210404033935j:plain

枝垂れ桜が枝垂れるために桜の枝はどこかで折れ曲がらなくてはいけません (わかりづらい書き方ですね ^^;)。そんな変曲点を切り取ってみました。

 

〜桜影〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 400, F 8.0, SS 1/800 sec

DSC_6869

白い塀にできた桜の影が印象的だったので撮影した一枚です。

  

〜横構図ver.〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 400, F 4.0, SS 1/250 sec

DSC_6954

1枚目に紹介した紅枝垂桜ショットの横構図ver.です。1枚目と同様にピント合わせが難しくて大いに苦戦しました記憶があります💦

三脚が欲しくなりますがこの日は手持ちで最後まで頑張りました ^^;

 

 

〜山桜×抹茶色背景〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 250, F 2.8, SS 1/800 sec

f:id:tatsumo77:20210404034526j:plain

こちらは山桜。日本古来からある野生種でしたよね。背景を緑一色にできるアングルを周囲をうろうろして探してF2.8でパチリ。前から言っているんですけど、桜って緑や黒の背景似合うと思うんですよね〜。さて、ラスト4カットです!最後は散った桜の花びらにフォーカスした写真たちであります ^^b

 

〜散桜〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 400, F 2.0, SS 1/800 sec

DSC_7034

散って舞い落ちた桜の花びらにピントを合わせて撮影。何気ない一枚ですが桜の色のほんのりとしたピンク色を再現できていることと背景のボケがあまり煩くならないのはこのレンズの能力だと思います。と言うかこのくらいのご褒美がないとマニュアルフォーカスの手振れ補正なしレンズを使う気になんてなりませんぜ、旦那 (`・ω・´)b

ちなみにZ6にはボディ内手ぶれ補正はありますが135mmのセミマクロ撮影にはちと心細いのです。。。(_ _).。o○

 

〜散桜×水の滴り〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 400, F 2.8, SS 1/400 sec

DSC_7094

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 400, F 4.0, SS 1/200 sec

DSC_7101

散った桜たちが良いアクセントになっていました。次で最後です!

 

〜桜波紋〜

Z6 + Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mm, ISO 800, F 4.0, SS 1/1000 sec

DSC_7283○

SSを1/1000 secまで速めて波紋が広がる瞬間と桜の花びらをコラボさせてみました。ピント合わせが激ムズでしたけどうまく行きました (笑) 周りの人には何をそんなに一生懸命撮影してるんだろうって不思議がられたかもしれません ^^;

 

〜おわりに〜

と言うことで今回は135mmの単焦点レンズで切り取ってきた桜写真たちでした。関東の桜はすっかり散ってしまいましたが、ちょっとしたお花見気分を提供できたようなできなかったような、そんな記事でした~ (´▽`)

今年は個人的にはかなり桜写真をたくさん撮れたように思います。河津桜に始まって染井吉野も枝垂れ桜も山桜も!

4月〜5月は藤や芝桜でも撮ってみたいですが、時の運ってものがありますからね!行けたら行きます (笑) なんて独り言を言いつつ今回はここでおしまいです。

良かったらまた遊びにきて下さいませ〜 m(_ _)m

DSC_6948Aposonnar

DSC_6869

DSC_7094

 

 

〜関連リンク〜

Carl Zeiss ApoSonnar 2/135mmは頑張れば星を撮影することも出来たりします ^^

もちろん、被写体との距離が十分取れるのなら風景撮影もいけますぜ♪

tatsumo77.hatenablog.com