こんにちは、Circulation - Cameraです。
2021年9月!
自分は初めて長野県駒ケ岳の千畳敷に
行ってみたのですが、
それはもう想像を超えた美しい場所でした。
圧巻の絶景でした。
そして帰宅してから知ったのですが、
この壁のような約300mの山肌を
登った先には山荘があって
となっているということでした。
ちょっと待てよ。。。
そんな場所から星が撮れたら
いったいどうなるのか!?
おら、ワクワクすっぞ!
と一瞬、心の孫悟空が顔をのぞかせるほど
胸が高鳴りましたよね!
登山靴なども購入し、
がっつり下調べをする日々。
そして10月のある休日!
新月期でそこそこ天気が良さそうな日が
やってきました!
山荘に予約をして出撃です!
(=゚ω゚)ノ < よっしゃ!いくぞ~!
めっちゃガスっている。。。
こ、これは行けるのか?
山肌を登ってあのガスに突撃するのですが。
ってか根本的な問題として
星なんて今夜、
見えるんだろうか??
そもそも山登りも
大して経験のない人間としては
そもそもこの霧の中、
登っていいのかとも思いましたが、
少なくともグーグルマップで
何回もシュミレートしましたし
地図もあるので行ってやることにしました。
※無事帰ってきましたので死亡フラグではありません。
ここはまだハイキングコース。
伝わりますかね?
この不安感を煽る
殺伐とした雰囲気!
9月に行ったときはパラダイスのような
美しい光景でしたが、
えらい違いであります ( ̄▽ ̄;)
でももうここまで来たら
行くしかない!
※しつこいようですが死亡フラグではありません。
そして山肌を登っていきます。
だいたい40分くらい登ったと思います。
標高3000m近いのですぐに息が上がりますが、
なんとか登り切りました。
あら~。
いよいよ真っ白な世界ですね~。
他に人もほとんどいなくて、
まぁ静かなこと。
( ̄▽ ̄) < 浄土ね。。。
(-_-;) < 確かにそんな感じだわ。
ここからほどなくして宝剣山荘に到着です。
すごい霧が濃い。。。
ここで地理的なことを説明します。
私が泊まった宝剣山荘までは
ロープウェイ駅から
先ほどのような山肌を
登ってすぐのところにあります。
ここからさらに進むと
中岳という標高2925mの山頂に出ます。
そのさらに向こうが木曽駒ケ岳で
手前に山頂山荘やキャンプ場があります。
とりあえず山荘に荷物を置き、
中岳に向かうことにします。
(`・ω・´) < ガスガスですが暗くなる前に下見したいからね。
中岳の上まで行ってみます。
ここまでくると、
いよいよマジで誰も居ません。
風の音以外は何も聞こえない、
真っ白な世界です。
とりあえず山荘から10分強歩けば
ここまで来れることは分かりましたので、
夜晴れたらここに再来することにして
お賽銭を入れて後にします。
(-_-;) < もう神に祈るしかできることは無い。。。
山荘に戻ったのは17時前だったと思います。
そこから30分横になっては
外が晴れていないかを
ひたすら観察する作戦です。
そして、19時を回って
様子を見に行ったところ、
ほかの山荘のお客さんが
「星出てますよ~」とのこと。
(´゚д゚`) < え!?今なんて??
外に出てみると確かに晴れている!
急いで部屋から機材を持って、
防寒具に身を包んで出動しました。
目指すは中岳!
途中、こんな写真が撮れました。
D850 + Carl Zeiss Otus 1.4/28mm + Partial soft filter, ISO 2000, F 1.8, SS 10 sec
三日月は白飛びしちゃっていますが、
雲海と星空が見事でした。
^^; < まぁ、この雲海にこのあと困らされるんですけど
そして中岳を登って、
さぁ、撮るぞ!
って時にこの雲海が再びせりあがってきて、
再び真っ白になってしまいました。
やはり今夜はもうだめなのかなぁ。。。
何回も思いましたが、
諦めたら、そこで試合終了です。
真っ白な闇の中、1時間半くらいジッと
岩陰で風を避けて待っていました。
そして、その時が来たのです。
D850 + Carl Zeiss Otus 1.4/28mm + Partial soft filter, ISO 2000, F 2.0, SS 8 sec
完璧に晴れた!
今度こそ晴れた!!
中岳の神様に試されていたんですかね ( ̄▽ ̄;)
「う~む。全然帰らないな、この男は。」
「そこまで星が見たいのかこいつは。」
「そこまで粘るなら、見せてやろうか。」
そう聞こえた気がしました (幻聴)。
今回は長くなってしまったので
ここまでにさせてください。
きらめく標高3000mの星景写真は
次回たくさんアップします!
数日後にアップしますので
よろしければお付き合いください、それではまた!
〜関連リンク〜
星景写真の撮影にはPartial soft filterがめちゃくちゃ便利!けどニッチな道具なので あまり知られてないかも