Circulation - Camera

巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

LEICA Q2が発表されたのでLEICA Qについてレビューする記事

こんにちは、Circulation - Cameraです!

 

今回はLeica Q2にちなんだ内容です。

 

もうすぐ発表されるカメラなのですが、

御存じでしょうか? ( ̄▽ ̄;)

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もうすぐ発売!

2019年2月現在、デジカメ業界は

相変わらず燃えています! (`・ω・´)b

 

NIKONのZマウントや、

CANONのRFマウントレンズの連続発表!

OlympusからはOM-D E-M1Xの発売!

Lマウントアライアンスの始動!

RICOH GRⅢの公式発表!

など、新製品も次々と開発され話題に事欠きません。

 

 

そんなホットなデジカメ業界にあっても、

Leica Q2はちょっとマニアックすぎて、

基本的に話題に上がらないのですが、

実をいうと自分はその前身のLeica Qの愛用者です ^^;

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普段ごついカメラで撮り歩いていますが、だいたいQも携帯しています。

自分はこれまで2年半Leica Qを使用してきて、何回も「レビュー書きたいなぁ」って思っていたのですが、どうも紹介する機会がなくて💦

 

で、今回のLeica Q2発表の機会に便乗し損ねると、いよいよ記事にまとめるタイミングを完全に失うと思ったので思い切って書いてみました (`・ω・´)b

 Leica Qのレビュー自体、あまり存在しませんので、せっかくなので作例を交えて御紹介したいと思います。Qをレビューすることが、多少はLeica Q2が気になっている方々のご参考になるかもしれませんしね ^^;

それでは、よろしくお願いします m(_ _)m

 

 

Leica Qってどんなカメラ?~

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Leicaから2015年に発売された28mm単焦点レンズを採用したレンズ交換ができないフルサイズカメラです。言い換えれば光学ズームできないフルサイズコンデジ。それだけあって後述するように画質は安定しておりサイズ感もコンパクトです。

 

画質が良くてコンパクト?

 

最高じゃないですか?

 

なのになぜ普及しないのか??

その原因は明らかで、

60万円近くするというお値段でしょうね。。。

高いっ!! > Σ(・□・;)

 

自分が学生時代に頑張ってバイトして買った中古車と同じ値段!カメラで言えば、NIKON D850と大三元レンズとか、CANONフラグシップの1DX MARKⅡとか、SONY α9とGマスターレンズがギリギリ買えそうな値段です。

この値段を出せばこれだけ選択肢があるのに、、、

なんでLeica Q!?

それは次の項に譲ります。

 

 

~購入した理由 = レンズ交換したくないから~

おいおい、バカなことを言うんじゃないよ

(`・ω・´) =3

…と思われるかもしれませんが、結構真面目に悩んでいたんですよ ^^;

正確に言いますと、「28mm前後を撮影するためにいちいちレンズ交換をしたくないなぁ」と思っていたんです。28mmって凄く撮りやすい焦点距離なんですよね、自分的には。

※使いやすいのは28mm VS 35mm VS 50mm論争を始めるとキリがないので、その話は割愛しますね。

実際の撮影で「超広角で撮って28mmに交換」、「望遠で撮影して28mmに交換」っていちいち変えているとテンポが悪いし、正直面倒じゃないですか?

かといって、高倍率ズームも味気ない。これに対する回答がLeica Qでした。一眼レフ機に超広角レンズや中望遠~望遠レンズをマウントしていても、レンズ交換なしでサッと28mmのユーティリティな焦点距離を撮影できるという寸法です。

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例えば100mm単焦点Leica Q (28mm単焦点) で撮り歩くとか💡

「待て待て、それならフルサイズカメラ2台持ち歩けばいいじゃないか!?」という声が聞こえてきそうですが、やはりそこはコンパクトさを重視したかったんです。28mmはサッと取り出せてパッと撮れるのが理想的 (`・ω・´)b

サイズ感が伝わりやすいように、こんなグラフを書いてみました。

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まぁ、正直言えばレンズやカメラを選べば他にもコスパの良い選択肢はあったかと思いますが、後は「単純にLeicaのカメラを一回くらい使ってみたい」という憧れに背中を押され、清水の舞台から飛び降りた次第であります (;・∀・)

 

 

Leica Qの良いところ~

ここからは、実際にLeica Qを2年半使用してみてどんなところが良いと感じたのかをまとめてみました。

【その1】描写が良い!

良くカメラやレンズのレビューで、「開放から描写が良い」とか「ボケが大変美しい」とか言いますけど、正直眉唾なレビューが多いと思っています。しかし、このカメラは間違いなく開放から使えるカメラです ^^

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ちなみに搭載されているレンズは、Leica ズミルックスf1.7/28mm ASPH.。フルサイズでF1.7スタートなのでボケ表現もかなり楽しめますし、本当に開放からピント面は素晴らしく良く写ります

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一方、28mmという画角なのでパンフォーカスに近いでの表現も可能です。

L1080260のコピー

また、開放でのピント面のキレだけでなく、このレンズはボケ味も非常に良い!

Leica Q (type 116), ISO 100, F 2.0, SS 1/100 sec

L1050992o

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前ボケも後ボケも綺麗なので安心して開放近くで撮影できます♪

 

【その2】コンパクトです!

コンデジとは言え、ポケットサイズではありませんが、コンパクトなのは間違いない。

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【その3】オートフォーカスが素早い!

コントラスト検出方式なのでどうかなと思っていましたが、十分素早いです。ちなみに背面液晶は液晶モニターは3型約104万ドットのタッチパネル式です。

【その4】マクロ撮影 (というか近接撮影) が可能!

レンズについている接写リングを回すと最短撮影距離17cmまで寄ることができます (ただし、近接撮影モードでは開放F値は1.7から2.8に変化します)。

L1060192o

風景撮影からちょっとしたテーブルフォトまで使えて、コンパクトなので旅行に持っていくのにも重宝します。

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広角撮影から接写まで可能なので旅行に便利♪

【その5】手振れ補正あり!

正直言って、お情け程度の手振れ補正ですが、無いよりはあった方が良い!( ̄▽ ̄;)

【その6】操作性の良さ!

本当はこれが一番重要なポイントなのですが、どうしも伝わりにくい項目なので最後に書きました ^^;

良くも悪くも余分な機能がないカメラなので、カメラの知識があれば直感的に撮影が可能です。自分は普段NIKONユーザーですが説明書を読まなくても操作できました。きっとCANONユーザーでもOlympusユーザーでもSONYユーザーでも自然と使えると思いますよ ^^b

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ある程度カメラの扱いに慣れている方でしたら、シャッタースピードなど設定調整も説明書なしで直感的にできると思います♪


 

Leica Qの弱点~

一方、Leica Qを実際に使っていて、(お値段以外に) 不便さを感じたのは以下のような項目です。

【その1】防塵防滴ではない

これはLeica Qを買うときに躊躇させられた項目です。この値段で、防塵防滴無しって正直あり得ないと思いましたよね ( ̄▽ ̄;)

結果的に2年半使用していてセンサー清掃にも修理にも出さずに済んではいますが、純粋なマイナスポイントだと思います。

【その2】ズームできない

良くも悪くも明るい単焦点レンズを搭載したLeica Qです。RICOH GRシリーズもそうですが、光学ズームができないのは欠点ではあります。嫁さんのSONY RX100M3 (24~70mmのズーム可能) の方が有利な場面も確実に存在するわけです。

【その3】高感度が弱い

これは最近の一眼レフやミラーレス機と比較してということになりますが、JPEG撮って出しで暗い環境だとISO 3200ではかなりノイジーになりますので、自分は基本的に1600未満で運用しています。

【その4】手振れ補正が弱い

【その5】チルト液晶ではない

タッチパネル式なのは良いのですが、チルト機能が無いのでハイアングルやローアングルの撮影には苦戦するかもしれません。

※そんな値段しておいて自撮りもできないのか、と嫁さんに良くなじられます ( ̄▽ ̄;)

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チルト液晶が無いので、ローアングルやハイアングルが少し苦手💦



 

Leica Q2はどうなるの?~

そんなLeica Qの後継機であるLeica Q2は主に以下のような特徴があるようです。

(1) 防塵防滴になる!

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ティーザー画面からも分かるように防塵防滴シーリングが施されるので今よりも持ち歩きやすさは格段に向上するといえます。単純にありがたい進化ですね ^^b

(2) 高画素化

有効画素数は2700万から4700万画素になるということです (CMOS)。データが重くなるため、手離しに素晴らしいと言えることではありませんが、トリミング耐性が改善することは、光学ズームができないこのカメラにとっては有益な変化だと思います。

実際、Leica Qは35mmと50mmのクロップ機能がついていましたが、Q2は35mmと50mmに加えて75mmまでクロップが効くようです。

(3) 見た目や操作性はほとんど変わらない

あのスムーズで直感的な操作性は変わらず、コンパクトさも踏襲されるのはアドバンテージだと思います。ちなみにレンズも変化しないようです。重さはQより50g程度重くなるようです。

 

 

〜まとめ〜

Leica Qは高額であり、一眼レフやミラーレス機のフルサイズ機種+フルサイズ対応レンズが購入できる値段である一方、それらの選択肢よりも基本的にサイズはコンパクトに収まります。

・実際に2年半使用してみて、開放から描写性は良くボケ味も良いカメラであることは保証できます。また、AFも素早く、マクロ (接写) 機能など多くの場面で役立つエッセンシャルな機能は搭載しつつシンプルにまとまっており、操作性も直感的だと感じました。

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・ちなみに後継機のLEICA Q2では防塵防滴や高画素化といった変化が見られます。

 

 

~おわりに&次回予告~

ということで今日は唐突にLeica Qについて語ってしまいました。あまり興味を持って頂けない話題かもしれませんがが、冒頭にもお話した通り、この機を逃すと次はいつになるか分からないので思い切ってまとめてみました m(_ _)m

また、Leica Qの作例やレビューはネット上でも多くはありませんので、Leica Qシリーズにもしも興味のある方の参考になれば幸甚という思いもあり記事にしてみました。もしも、Leica Qに興味があって御質問がある方はお答えしますのでコメント欄にお願いします。

さて、機材の話はここまで!

次回は先日撮影した「海岸の朝焼け写真」をご紹介する予定です♪

良かったらまた遊びに来てくださいませ m(_ _)m

 

 

~関連リンクです~

記事の中でボケが綺麗と書きましたが、「ボケが綺麗」ってどういうことかは以前まとめたことがありますので、興味がある方は是非♪

Leica Q単品で出かけることも良くあります。こちらはLeica Qを神戸出張に持って行ったときのお話です ^^

レビュー記事つながりで御紹介です。珍しくカメラバッグのレビューをした回です。

tatsumo77.hatenablog.com