こんにちは、Circulation - Cameraです。
今日は「ISO不変性 (ISO invariance)」という概念について御紹介したいと思います。
既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが、ISO不変性とは、「ISO感度を上げて撮像した写真も、ISO感度を下げて撮像して、その後RAW現像で明るさを調整した写真もほとんど同じ結果になる」というものです。
(`・ω・´) < …ん??どういうこと??
ってなりますよね ^^;
言葉で説明するより、実際に写真を比べて頂いた方が分かりやすいでしょう。まず、こちらの写真をご覧ください。
写真??ただの黒い画像じゃないか??
それは正しい反応です ^^;
実はこの写真、
ISO 3200, F 8, SS 1/40 が適正露出の場面で、
ISO 100 F 8, SS 1/40 で撮影しています。
ISO 3200をISO 100!?
なにやってんの!?
5段もアンダーで撮影したら、
当然暗い写真になりますよね ^^;
でも、これをRAW現像で、
5段上げるとこうなります!
驚いたことに、意外と見れる写真になります!
(・Д・)
ちなみにISO 3200, F 8, SS 1/40 secで、
普通に撮影したのはこちらです。
ここで思いません??
『パッと見では、あまり違いが無い」と。
このように、ISO 100で撮影して後でRAW現像で露出を上げた写真も、ISO 3200で撮影したものも、結果が大きく変わらない!
これがISO不変性です。
今日はこの現象についてしっかりと考察してみたいと思います。結構上級者向けな内容であることと、しっかりと考察したせいで、5000字近い (最後の「おまけ」を入れると6000文字以上の) ちょっと長い記事になってしまいましたので、読むのに10~20分程度かかってしまうかもしれません💦
なので、興味のある方は時間のある時に読んでやって下さいませ。
それでは、長い前置きになってしまいましたが、よろしくお願いします m(_ _)m
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