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巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

新緑の季節・湘南散歩 その1

前回紹介したApo Sonnar 2/135mmの作例を中心に載せて行きます。私の愛機のD810に装着するとこんな感じです。レンズが920gでD810が980gですから合わせて1900g、1.9kgですね。なかなか重たいです^^;

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ちなみに、フォーカシングの際には下の写真のように、前玉が繰り出します (いわゆるインナーフォーカス型のレンズではありません)。

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これだけ重くてかさばるレンズなのに、オートフォーカスも手振れ補正もズーム機能もついていないのに、何故私が気に入っているのか!?

まずはその理由を4点ほど挙げておきます。

(1) 重厚なコントラストと鮮やかな発色。

このレンズはとても発色がいいです💡

なんというか、不自然な鮮やかさではなく、自然な被写体の「色」を引き出してくれます。また、135mmという画角なので自然とボケ量も大きくなり、ピント面はめちゃくちゃ解像するので、主題の存在感を浮き上がらせてくれるのです。

 

(2) 意外と寄れる。

1:4のセミマクロです (1:1とか1:2とか、この説明は本日は省略します)。まあ、小難しい話は置いておいて、そこそこ寄ることができます^^;。

 

(3) 気持ちの良い操作感。

これはこのレンズに限らずCarl Zeissのマニュアルフォーカスレンズ全般にいえることですが、本当にフォーカシングの際にトルクが気持ちいです。135mmという比較的狭い画角と相まって撮影に集中させてくれます

 

(4) 開放から本当に使える。

昨今のレンズの紹介記事で「開放から使える」というレビューをよく目にします。しかし、多くのレンズの開放での描写はなんだかんだ甘いです。私見ですが天下の大三元レンズであるAi-S NIKKOR 24-70mm f2.8すら開放では描写が眠たく感じることがあります。

また、仮に中央が良かったとしても、開放では隅の描写が甘くなり周辺光量落ちが目立つレンズも多いです。Carl Zeiss Milvus 1.4/85mmも、開放では周辺光量落ちが目立ちます。一方、Apo Sonnar 2/135mmは、少なくとも私の基準では、開放から素晴らしい描写をしてくれます

 

前置き長かったですね、すいません。

しかもレンズを褒めちぎりすぎてハードルが上がってしまい、自分ごときの作例で充分にこのレンズの魅力をお伝えできるか不安になってきました^^;

でも乗り掛かった舟なのでがんばります!

 

さて、本題です。今回はまず鎌倉に出向いて撮影をしてきました。鎌倉駅を出て北に向かうと寿福寺と英勝寺というお寺さんがございます。ここで撮影してきましたので作例を紹介します。

場所はここです (引用:Google Map)。

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境内に入ってすぐ、カワトンボが止まっていたので何枚か撮影してみました。まずは少し引きで撮影したのを1枚。

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で、冒頭にも挙げた意外と寄れるという作例を掲載してみましょう。いかがでしょうか?もちろん正真正銘のマクロレンズには及びませんが、そこそこ寄ることができていると思います。それに石の質感や羽の質感、そしてコントラストの良さを少しでも感じて頂ければうれしいです。ISO 100, f3.5, SS 1/1000です。

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トリミングしてみました。ピントは目ではなく羽に合わせています。模様が綺麗でしたので。

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さて、新緑と言いながら緑成分がないですね^^;

切り株が木漏れ日を浴びていたのをパシャリ。ちなみにこういう明暗差が激しい被写体を撮影する場合は露出をマイナスにかけておくとうまくいきますよ。カメラが「暗いな」と判断していたずらに明るくしようとしてくるので、あらかじめマイナス補正をかけておけばちょうどいい塩梅に仕上がります。この写真も-0.7EVの露出補正をかけています。

※正確には「auto exposureで多点測光をしている場合」ですけどね。でも多くの方は無自覚にこういう風に設定しているだろうと思い、こう書きました。

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これなんかも相当明暗差が激しく、-0.7EVの補正をかけています。なんてことない被写体ですが、フキとコケの両方にピントを合わせてみました。

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ちなみに門をくぐるとこんな感じです。これは作例といえるほどのものではないでしょうが、こんな感じの木漏れ日の気持ちいい境内でした。

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さて、場所を変えて英勝寺です。

境内に蓮の葉っぱがありました。蓮の葉っぱって不思議な水のはじき方をしますよね。水玉の質感と葉っぱの質感、伝わりますか?ちなみにKENKOのプロテクトフィルターにLotusってありますが、あれは蓮の葉っぱの如く水をはじく撥水加工を施しているかららしいですよ。

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英勝寺は竹林でも有名です。今回はApo Sonnar 2/135mmの他にCarl Zeiss Milvus 2.8/21mmも持っていきました。竹林と超広角レンズは相性いいですよね。

これもいいレンズで解像感が良いですし超広角にありがちな四隅のゆがみや解像度低下も目立ちません。

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また、逆光耐性も素晴らしいです。

ISO 100, f4.5, SS 1/250

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これにて「その1」は終了です。

。。。なんか最後のMilvus 2.8/21mmの作例がインパクト強くていまいち御紹介したかったApo Sonnar 2/135mmの魅力を出し切れなかった気がします^^;

あと、今回はマクロ的な写真が多かったというのもあるかもしれませんね。これはこれでこのレンズの魅力なんですけど^^;

次はもっと中望遠らしい (!?) 作例を載せていきますね!

またよろしくお願いします!