Circulation - Camera

巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

Otus 1.4/55mm ~フクロウという名のレンズ~

前回予告しました通り、今回は私がもっとも好きな3本のレンズ (下記の記事もご参照下さい) の最後の1本を紹介します。

tatsumo77.hatenablog.com

これまでこのブログで御紹介したのはこの2本ですよね。

Carl Zeiss Distagon 2.8/15mm
Carl Zeiss Apo Sonnar 2/135mm
それぞれ超広角と中望遠において私が絶大な信頼を置くレンズです。

いつも世話になっていますm(_ _)m

 

 


そして標準域はこれです。
Carl Zeiss Otus 1.4/55mm

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オータスと読みます!

これもApo Sonnar 2/135mmやDistagon 2.8/15mmと同じく、手振れ補正もオートフォーカスもない単焦点レンズですが、凄まじい描写のポテンシャルを有する1本です。

 

「世界最高の標準レンズ」「中判を連想させる画質」「カラーフリンジの追放」などカメラ好きを魅了するワードを、Carl Zeissが自社のホームページで並び立てています。

 

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そのかわりお値段もぶっとんでいます。

※御存じない方はググってみてください。多分、引きますよ^^;

 


当たり前ですが、購入するか相当迷いました。けど、どうせこれだけCarl Zeissレンズのファンになってしまってですよ、しかもNikon Fマウントで今後もやっていくのなら絶対いつかは購入するだろうと考え、やっちまいました( ̄▽ ̄;)

去年の1月にやっちまった気がします。

 

〜使用してみた感想〜

実際にここ1年半くらい使用して感じたこのレンズの利点・欠点を箇条書きで挙げてみます。


 利点:
 ・収差らしい収差がないすっきりした描写
 ・ハイコントラスト
 ・色が鮮やか
 ・解放から描写的に満足できる
 ・強力な逆光耐性

 ・歪みがほとんどない

 欠点:
 ・それほど寄れない (最短撮影距離 0.5 m)
 ・口径食はかなり出る
 ・周辺光量落ちが開放では目立つ
 ・カリッカリの描写すぎて花のようなふんわりしたものは苦手
 ・重い (970 g)
 ・あくまで55mmの単焦点レンズである
 ・オートフォーカスなし

 ・手振れ補正なし

 ・防塵防滴シーリングなし

 

あまりOtusの作例というかレヴューってネットにも見かけませんし、この機会に御紹介してみます! 

 

〜作例紹介〜

昨年1月に撮影した写真です。購入した直後ですね。アウトフォーカスの点光源は結構口径食が出ます。あと周辺減光はありますよね。

ISO 1000 f1.4 SS 1/80

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トリミングしてみました。口径食などに関してはあれですが、開放からピント面はがっちり解像していますし質感や色の再現性も良好です。

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Otusとはコノハズクというフクロウの一種につけられた学名です。

「夜目が効く」というイメージで名付けられたようです。

ISO 800, f1.4, SS 1/80

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これは今年の1月に撮影しました。三脚に添えて一番右のチューリップにピントを合わせました。色乗りも悪くなく、ボケ味も悪くないように感じます。これもf1.4で撮影しました。

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トリミングしてみました。

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ここからは先日、横浜の日本丸メモリアルパーク付近を散策した時のものです。

なんだか同じようなことばかり書いていますが、開放での切れ味とボケ味の作例になればと撮影した写真です。ただ、f1.4ですからピント合わせは間違いなく難しいですよ^^;

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メタリックな質感を切り取ってみました。

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塗装の質感がしっかりしているのはもちろんのこと、歪曲収差は高レベルに補正されていて肉眼では少なくとも捉えきれません。

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スナップ撮影を試みましたがピント合わせが本当に難しいです。帽子に合わせたかったのですがカバンになってしまいました。それでも被写体が引き立つのは、なだらかにアウトフォーカスに移行している証拠だと思います。

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どうでしょうか?

拙い作例ですが、パワーが少しでも伝わってくれれば嬉しいです!

 

ただ、どのようなレンズにも得手不得手があります。

ここまでの写真は夜間や室内で撮影したものですが、ここからは日中の光量の多い屋外での撮影です。

実は私、日中の使用に関してはやや疑問があります。

すなわち、光量の多い時間帯にわざわざオートフォーカスもズーム機能もないレンズを選択する必要はない気がするのです。

もちろん写りに文句はありません。

ポートレートなら大口径レンズならではの表現も楽しめるでしょう。 

 

でもNIKKOR 24-70mm f2.8のようなズームレンズや、オートフォーカスのついたNIKKOR 58mm f1.4やSigma 50mm f1.4だっていいではないかと思うのです。

 

 

では、日中の作例を。

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トリミングしてみました。D810の高画素が繊維を鮮明に書き分け、フリンジがない故にピントのあった被写体と距離のある背景はくっきりと分離されます。

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そう、写りそのものには文句はないのです。

ですが、問題はここに至るまでの労力です

眩しい中、風に揺れるこの被写体にピントを合わせるのはかなり大変です。

オートフォーカスがあればと嘆きたくなる人がマジョリティなのではないでしょうか?

 

下の作例を見てください。石の本が白い花に囲まれて叙情的な雰囲気です。

さて、果たして55mである必然性がありますでしょうか?

構図も良くないのは承知していますが、いっそApo Sonnarで本に寄って周囲の白い花をボカした方が簡単にいい絵になりそうだな、と思いながら撮っていました。

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また、ApoSonnar以上にカリッカリに映る上に寄れないので、花は苦手な被写体かもしれません。私はまだOtus 1.4/55mmで日中の花をうまく撮れた記憶がないです^^;

やはりレンズの特徴を理解することは重要です。

 

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今回、ポトレ的な撮影はほとんどしませんでしたが、散歩の最後の方に日傘をさした女性の後ろ姿を撮影してみました。動く被写体にピントを合わせるのはほぼ無理と諦めていますので、ピントを先に送っておいて被写体が入ってきた瞬間に撮影する「置きピン」の技法で撮影しました。

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トリミングしてみました。日傘や服の質感再現性は良いです(`・ω・´)b

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やはりフクロウなんでしょう。昼間より夜や室内など光量が少ないところでこそ特徴を感じやすいと考えています。

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逆光耐性も良好です。右の照明にピントを合わせました。

派手なゴーストやフレアが出たことはありません。

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〜ピント合わせが難しい理由〜

これまで御紹介してきたApo Sonnar 2/135mmやDistagon 2.8/15mmでは、あまり「ピント合わせが難しい」と泣き言を言ったことはないのですがOtus 1.4/55mmはなぜしきりにピントが合わせが難しいというのか

2つ理由があります。

f1.4の被写体深度はそもそもシビアという点

55mmという画角ゆえにピントピークが掴みづらいという点。望遠レンズは被写体が拡大されるので案外ピントを合わせやすいです。超広角レンズは基本的にパンフォーカスで撮影しますし、超広角レンズはそもそも被写界深度が深くなります。

被写界深度 = ピントが合っているとみなせる範囲のことです

ですから同じマニュアルフォーカスレンズでも難易度が段違いです

これは個人的な意見ですが28mm〜60mmは、ファインダーの性能などにもよるのでしょうが、かなりピント合わせが難しいと思っています^^;

 

〜夜間の風景撮影〜

話を作例に戻しましょう。

収差が少ないので三脚を使って夜間に絞って撮影するのにも向いています💡

手持ち撮影が薄暗がりで獲物を狩るフクロウの姿なら、三脚に立てて絞った時はさしずめ木に止まって獲物を狙い凝視する姿です。

…ちょっと何を言っているか分かりませんね、言ってみたかっただけです^^;

まあ、それはおいといて、画角さえ合えばどんな場面でも安心して使えます

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隅々まで全く隙のない描写です。左上と右下をトリミングして拡大した写真とともに掲載しておきます。ISO 64, f14, SS 25 sec。

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f:id:tatsumo77:20170601160146j:plain右下

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〜まとめ〜

実力不足で全然扱いきれていないのが作例からひしひしと伝わってしまったかもしれませんが、まとめです!

 

・最大の特徴は圧倒的解像力です。レンズは開放で使えばいいってものではないのですが、安心してf1.4から使用できますから幅広い表現が可能です。

・一方で欠点としてはオートフォーカスが無い、55mmの単焦点であるというものが実用上、大きいと思います。絞って撮影する機会が多い日中にはこうした欠点が特に目立てしまうと思います。

・Distagon 2.8/15mmやApo Sonnar 2/135mmと違って焦点距離自体は標準と言われる55mmですから焦点距離が生み出すインパクトは薄いと思います。

・また、三脚に据えて撮影するならズームレンズの方が有利なケースが多いはずです。あくまで55mmなのです。85mmや24mmなどの方が向く被写体に対して必然性を無視して強引に使ったところでいい結果は得られないと思います。実際、私もまずはズームレンズで撮影して、55mmが有効と感じたときに本レンズに交換して使用することが多いです。

・ただ、ハマったときはどんな逆光や光が入り組んだ環境でもきれいに描き分けてくれる安心感があります

 

〜ストラップ〜

ちょっと脱線ですが、冒頭の写真の青いストラップ格好良くないですか?

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ワイズカメラさん限定のストラップです( ̄+ー ̄)

ワイズカメラさんは北海道の景色を撮影し続ける、私の大好きなブログです。

一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ

EIGHT レザーストラップとのコラボ企画の際に購入させてもらいました。

これからも愛用していきたいと思います!

 

〜最後に〜

今日ご紹介した通り、Otus 1.4/55mmは決して万能のレンズではありません。

しかし、せっかく清水の舞台から飛び降りて購入した機材なので今後もその特徴を生かして、納得のいく作品が撮れるように頑張ります!

一方で今回は「日中に向かず」という結論でしたが、それを打破する使い方も研究する姿勢が大切ですよね。

精進していきますので、これからも作例をシェアできれば幸いです。 

 

それでは今回はこの辺で失礼します。

 

次回の記事は「収差」についてまとめてみようと思います。

また今後とも宜しくお願いします。

ビール備忘録 その5 〜Coronado Orange Ale Wit〜

さて、今度こそビールのお話です!

これは先日、横浜市内にある私の大好きなお店で撮影したスナップ写真です。ピントは左下のCoronadoの看板に合わせています。

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CORONADOというのはアメリカの地名です。コロナドと読みます。

※名前は似ていますが、かの有名なメキシコビールのCoronaとは関係ありません。

Coronadoはカルフォルニア州にある有名な高級リゾート地だそうですよ。以前紹介したStoneさんのビールに比べると、比較的最近見かけるようになったブリュワリーさんですね💡

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サンディエゴということで、気になって調べてみましたがStoneさんのすぐ近くでした!ますますアメリカに遊びに行きたくなってしまいます^^;;

Stoneさんについてはこちらをご参照ください↓

tatsumo77.hatenablog.com

Stoneさんのトレードマークはガーゴイルでしたが、Coronadoさんは人魚です。ビアジョッキをもっています (笑)

coronado

引用:http://royalscotsman.jp/blog/beer/195/195/

 

今回頂いたのはこちらのOrange Avenue Witというビールです!

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ブリュワリーのあるCoronadoのメインストリート「オレンジ・アベニュー」の名を冠したベルジャンホワイトです 。

小麦を使用したビールのことをホワイトビールといいます。で、小麦を使ったビールの中で、さらにハーブなど副原料を活用したタイプをベルジャンホワイト (= wit) と言うのだと個人的にはイメージしています。

一般的にwitビールは華やかな香りで苦味が少なく飲みやすいです。ビールが苦手な方でも親しみやすいと思いますよ。ヒューガルデンホワイトとかもこの一種です。

さて、この「Orange avenue wit」の場合、オレンジ・アベニューという名の通り副原料にはオレンジピール、オレンジの花の蜜を使用し、さらに相性抜群のコリアンダーを加えてあります。

そのお味は、オレンジカクテルのようでトロピカルなタッチです💡

とはいえ、ホップ好きの多いアメリカのビールだけあってホップの苦味や爽やかさも良く生きていて素晴らしい完成度です!  

これからの季節に最適な一杯ですね!

※なお、Coronadoさんは、Islander IPAというのが看板ビールで、とてもおいしいのでこちらも見かけたら是非お試しください♪

 

 

ところでこの写真を見て、「何で撮ったんだろ?」って思った方が、万が一いたら嬉しいです。これが今度紹介したいレンズです💡

いつぞや (↓) 自分で言ってて恥ずかしくなった「俺の大三元」の最後の一本です^^;

tatsumo77.hatenablog.com

 

あの記事ではApo Sonnarをひたすら紹介したくて、このレンズには触れていなかったので、自分で勝手に紹介するタイミングを失ってしまっていました( ̄▽ ̄;)

冒頭に申し上げましたようにブログ継続1ヶ月でキリもいいですし、御紹介しますね。

 

ではまた次回、宜しくお願いします!!

NIKKORの新しいレンズ!

今回はビールの話にしようと思っていましたが、このニュースがありました💡

Nikonから3本のレンズが発表されましたね🙌

いずれも今月末に発売されるようで、多くの量販店で既に予約が始まっていました。

 「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」

 「AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」

 「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」

 

それぞれどんなレンズなのでしょう?

 

(1) 「AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」

      引用:http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062056.html

レンズ名に「DX」が入っているのでフルサイズセンサーではなくAPS-Cセンサー機種 (いわゆるDXフォーマット) 使用を前提としたレンズです。

※センサーサイズ?何それ?という方はこちらを!

tatsumo77.hatenablog.com

 

さて、APS-C用ということで実質、15-30mm相当の画角をカバーします

15-30mmと聞くと、個人的にはTamronの「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」を連想します (こちらのレンズはフルサイズ対応ですから単純比較はできませんが)。私は所有していないのですが、こちらも非常に評判の良いレンズです。

15mmという超広角から30mmという標準域までカバーしていることは、ニコンの超広角の名玉、大三元レンズの一角である「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」にもない魅力ですよね!

しかも、「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」や「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」と違い、このレンズはいわゆる”出目金”ではないので保護フィルター装着が可能なのもポイントだと思います。もちろん、NDフィルターやPLフィルターやソフトフィルターも装着できますから表現の幅が広がります。ちなみにフィルター径は72mmらしいです。

さらにVRと記載されているので手ぶれ補正も完備されていますし、AFと表記されているのでオートフォカスも搭載しています。

それでいてお値段が4万円台らしいです!

NIKON純正でこの価格は結構お手頃ですよ^^

レンズ構成は11群14枚。

絞り羽根は7枚。

最短撮影距離は0.22m。

重量は約230g…軽っ!! すごい軽いじゃないですか ( ̄▽ ̄;)

私は現在フルサイズばかり使用しているので購入することはないでしょうが、APS-C規格のカメラをお使いで超広角レンズを検討中の方には良い選択肢になるでしょう!

欠点を挙げるなら、ナノクリコーティングはされていない点と開放f値が大きめなので星景撮影ではやや心許ないという点でしょうか。その辺は値段やレンズの大きさとのトレードオフなのでしょう。

 

 

(2) 「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」

      引用:http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062/057/index.html

 

NIKONのフルサイズ対応の魚眼レンズというとAi AF Fisheye-Nikkor 16mm f2.8D以来じゃないですか?とすると2002年以来、15年ぶりの更新になりますね!

しかも、このレンズの特徴ですが1本のレンズで2種類の魚眼効果が得られます。

ズームのワイド端(8mm)で画角が全周180度の円周魚眼、テレ端(15mm)近傍で対角線方向に180度の対角線魚眼が可能です。

このシステムはNIKKORレンズでは初めての採用だそうです💡

イメージしやすいようにヨドバシ.comで拾った画像を転載しておきます。

      引用:http://www.yodobashi.com/product/100000001003586180/

 

しかも、簡易かもしれませんが、防塵防滴シーリングも施されているようです。 

レンズ構成は13群15枚。絞り羽根は7枚。

重量は約485g。

あと、ナノクリコーティングなのが個人的には嬉しいです

超広角系統では逆光耐性は相当重要ですもんね^^;

 

昔は魚眼よく使っていました。それこそカメラを始めた北海道時代。

これは美瑛で撮影しました。

D90とAF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8Gというレンズです。

個人的には魚眼らしさをうまく活かせたと思っている数少ない作例です。

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星景撮影する上では点像再現性が気になりますが、デジカメwatch曰く非球面レンズ2枚を採用していて絞り開放でも周辺部まで良好だということです。ただ、テレ端では開放f4.5と星撮影にはやや暗いのが難点でしょうか??

 

そして、魚眼レンズって意外と寄れますよね!近接撮影もなかなかいけます。

下の作例は上の作例と同じ組み合わせで撮影しました。

今回のこのnew魚眼レンズも、最短撮影距離は0.16mで、レンズ先端から約3cmまで被写体に近づけます。これにより、最大撮影倍率0.34倍の撮影も可能ということです!

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(3) 「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」

 

      ※引用:http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062054.html

 

これもかなり注目されているレンズなのではないでしょうか?

28mm f/1.4は、Canonにもありません。NIKONにはかつて同じ28mm f1.4のレンズがありましたが10年ほど前からディスコンになっているようです。

個人的には28mmでf1.4というとCarl Zeiss Otus 1.4/28mmを連想しますが、オートフォーカスなしなのに60万円くらいしますよ^^;?

 

28mmというのはなかなかいい画角で、私も大好きです。35mmだとちょっと平凡になりがちだったり、風景や建物を撮影するときにはちょっと狭かったりすることがあるのですが、28mmは扱いやすいです。スマホのカメラも28mm画角が多いですよね?

そこにf1.4というスペックが組み合わさることで汎用性と表現性を併せ持つ素晴らしいレンズになっていると期待します

ちゃんとナノクリコーティングも施されていますし防塵防滴シーリングも施されているようで作りもしっかりしているように感じます。

 

Nikonはここ数年、58mm f1.4・105mm f1.4と立て続けに三次元ハイファイという発想のレンズを打ち出してきました。三次元ハイファイについての詳細は、ここでは割愛します (58mmも105mmも使ったことありませんしね^^;) が、非常になだらかなアウトフォーカスへの移行と滑らかなボケ感を売りにしています。

NIKKORレンズは、少なくとも近年は、ボケ味が大変美しく開放での玉ボケも正円形に近く高評価です。このレンズも同じような特徴を継承した素晴らしいレンズであると期待しています!

また、このレンズは最短撮影距離も0.28mと短いのでグッと被写体に寄ってボケ量を増やすこともできますしね!

なお、VRと表記されていないので105mm f1.4と同様に手ぶれ補正はありませんね。

 

フィルター径は77mmで重量は約645gです。

Carl Zeiss Otus 1.4/28mmがフィルター径95mmで重量1340gですから、断然小回りが効く仕様です!

 

 

 

〜新製品!!〜

買う買わないは別として、新製品が出るとときめきますよね!

あと、昔から、ブログを始めたらこういうエントリーを書いてみたいと思っていたので、出来はあれかもしれませんが、書くことができて自己満足しています ( ̄▽ ̄)

 

それはそうと、実は私、フルサイズ対応の魚眼持っていないんですよね。

いい機会ですし、買っちゃおうかな。

今年はまだあまり機材にお金かけていませんしね♩

 

この写真は今年の初撮りでCarl Zeiss Distagon 2.8/15mmで撮った写真ですが、ループ橋感を出すなら魚眼欲しいなあ、って思ったんですよね。

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もし買ったらレヴューしますね♩

 

さて、今度こそ、ビールネタにしたいと思います。

ではまた、宜しくお願いします。

東京国際フォーラムは超広角レンズと相性抜群!

東京国際フォーラムという大きな会議場をご存知でしょうか?

場所はここです。

有楽町駅の側というか東京駅の側にあります。f:id:tatsumo77:20170531194506p:plain

 

何度か学会とかで訪れていたので入ったことはあったのですが、前から超広角で撮影したいなぁ、と思っていた場所でした。

で、今回、ふと思い立って撮影してきました!

機材はCarl Zeiss Distagon 2.8/15mm + D810です💡

お気に入りの機材ですが、夕方・室内で手持ちですから、手ブレに気をつけないといけません💦

tatsumo77.hatenablog.com

 

 

さて、到着してまず一枚。

そうそう!この天井がいい感じなんですよ〜。

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あとこのブラウンのウッディなデザインとメタリックで幾何学的なデザインのマッチングがまた良くないですか!?

仕事で訪れるたびにそんなことばかり考えていました^^;

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流線型のぐにゃっと曲がったデザインも素敵です。

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太田道灌銅像を煽り構図で撮影してみました。以下、WIKIPEDIAです。

太田道灌室町時代後期の武将。江戸城を築城したことで有名である。武将としても学者としても一流という定評があっただけに、謀殺されてこの世を去った悲劇の武将としても名高い。

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下の写真は手前にピントを合わせ、f3.2で撮影しました。15mmという画角ですがある程度、ボケ味を楽しむこともできます。

ただし15mmレンズですから、寄れば寄るほど湾曲が大きくなるので、被写体との距離を考えないといけません。

芝桜の撮影で身に染みて理解しました。

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普通に撮影していても十分楽しいのですが、狙っていたのはここからの時間帯です!

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そう、ブルーアワー!!

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ブルーアワーとは日没後数分間続く空が青くなる数分間です。 

思った通り近未来的な雰囲気によくマッチしていると思います!

f4, 1/25, ISO250

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ボケ味も良好です。手前の手すりをぼかしてみました。

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広々とした空間はただ撮影していても気持ちいですが、この時間帯はさらに気持ちいいです。ただ、刻一刻と光量は落ちていくのでシャッタースピードに注意が必要です。

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ぐにゃっとしたこのカーブを利用して奥行きを感じられる構図にしてみました。

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茶色の壁もブルーアワーと相性良好でした。

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たださすがに暗くなってきて、手持ちは厳しくなってきました。ISO感度を上げればまだまだいけたのですが、金属の質感をなるべく保ちたいのでISO 400以下で済むように設定を調整して撮影していました

下の写真は機材を手すりにおいて撮影しました。

うまいことシンメトリー構図的になってくれてよかったです。

ISO 100, f5.6, 1/2sec

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あー、気持ちよかった!

超広角はスカッとしますね、、、私だけかもしれませんが^^;

ブルーアワーになってからは割と当たり写真ばかり撮れたので満足しました!

 

前回、やたら文章だらけの記事を書いてしまいましたからねぇ。

やはり写真好きのブログには写真を載せなくちゃいけませんね!

 

 

今日から6月ですね。今日の東京は6月らしくジメッとしています。

ジメッとしてますから、次回は軽くビール記事を載せましょうか。

よかったらまた見てやってください、ではまた! 

カメラの豆知識 〜デジカメの分類 (一眼レフ?ミラーレス一眼?)〜

今回はデジカメの分類を解説します!

よくありがちな、「一眼レフとミラーレス一眼の違い」という質問についても解説しますし、関係のある話なのでセンサーサイズの話もはさんでみました💡

 

今回は初心者向け、というかこれからカメラを買う人を意識して書きました。

ですから、難しい話は出てきませんので興味のある方はさくっと読んでやってください( ̄▽ ̄)

では、よろしくお願いします。

 

 

(1) デジタルカメラの反意語はフィルムカメラです。

デジタルカメラではフィルムの代わりに撮像素子 (センサー) が備えられています。

このセンサーのサイズが一般的に画質に大きく影響します。

大きいセンサーほど高画質

短絡的ですが、こう覚えてもらってOKです。

だから、これからデジカメを購入するなら、まずはセンサーサイズについて知らなくてはいけません。

デジカメのセンサーサイズは大きい順に以下のように名前がついています。

 ・中判

 ・フルサイズ (35mm, フルフレーム, ライカ判も同じ意味です)

 ・APS-H

 ・APS-C

 ・4/3 (フォーサーズと読みます)

 ・1inch 

 ・1/1.7inch

 ・1/2.3inch

 ・1/3inc

といった具合です。

びっくりするくらい統一感のないネーミングですよね^^;

私も初めてカメラを買うとき混乱した記憶があります。

でも安心してください!全部は覚える必要ありません。

まず覚えてほしいのはフルサイズ・APS-C・4/3の3つです!

そうしないとこの先の話が分かりにくくなりますので。。。

 

※ちなみにiPhone7のセンサーは1/3inchですから、かなり小さいことが分かります。

※大きさをイメージしやすいように図を載せておきます。

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引用:http://kakaku.com/camera/article/select/p03.html

 

 

(2) デジタルカメラは大きく分けてレンズ交換式とそうでないものに分かれる。

レンズが交換できるデジカメを「レンズ交換式デジカメ」と言います。

そのまんまですね!

よくコンパクトデジカメ、略してコンデジって言葉を聞きますよね?

コンデジはレンズ交換式ではないデジカメの通称です

例えばRICOHから出ているGRはレンズ交換ができないので「コンデジ」です。

引用:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr/

一方、SONYから出ているRX1はどうですか??

引用:http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/longterm/581159.html

レンズが飛び出していてぱっと見、コンデジではなさそうですが、レンズ交換式ではないので「コンデジ」でいいのです💡

 

 

(3) レンズ交換式デジカメは一眼レフとミラーレス一眼に分類される。

さて、ここからは良く聞かれる一眼レフとミラーレス一眼の違いについてです。

これも実は何も難しくないです。

これは一言でいうなら「レンズから入ってきた光景を直接見るか間接的に見るか」です。下の画像をご覧ください。

 

一眼レフカメラとミラーレス一眼の構造の違い

引用:http://www.tdk.co.jp/techmag/knowledge/201109/index2.htm

 

左の図をご覧ください。一眼レフの場合、レンズから入ってきた光をミラーやペンタプリズムに反射させて直接見ます。

一方、右の図、ミラーレス一眼はレンズを通ってきた光を撮像素子 (センサー) に光を当てて画像に変換して背面液晶や電子式ファインダー (EVFといいます、electrical view finderの略語です) を通じて見ます。

違いはこれだけです

一眼レフとミラーレス一眼の違い、お分かりいただけましたか?

もう一回、ここまでの話をまとめましょう。

 

(1) カメラにはフィルム式とデジタル式のものがあります。デジタル式にはフィルムの代わりに撮像素子 (センサー) が入っています。このセンサーのサイズは大きいほうが画質がいいです。フルサイズ, APS-C, 4/3の3種類のセンサーサイズは暗記してください。

(2) レンズ交換式デジカメの反対語はコンデジです。

(3) レンズ交換式デジカメは、さらに一眼レフとミラーレス一眼に分かれます。その違いは「直接光景を見るのか、間接的に光景を見るのか」です。

 

 

 

(4) FAQ

よくカメラをこれから始める方から頂く質問に、「ミラーレスより一眼レフの方が画質がいいんでしょ?」とか「初心者だからミラーレスがいいですよね?」というものがございます。ちょっと考えてみましょう。

 

①まずは「ミラーレスより一眼レフの方が画質がいいんでしょ?」についてです。結論から言うと、そうではありません

<解説>

先ほど述べましたように画質に大きく関与するのはセンサーサイズです。ですからミラーレス一眼だから画質が悪いということはありません!

ただし、ミラーレス一眼はミラーがないわけですから一眼レフより小さく設計できますし、ボディをコンパクトにするために小さめのセンサーを選択してきた歴史があります。

それがこういった拡大解釈につながったのではないかと推察しています。

※なお、現実にはフルサイズなど大きなセンサーを搭載したミラーレス一眼も売っています。新しく出たSonyのα9とかそうですよね。なんなら中判ミラーレスというとんでもない機種も富士フィルムハッセルブラッドから出ています。ボディだけで100万円くらいしますけどね( ̄▽ ̄;)

※あと、4/3や1inchがダメなセンサーかというとそんなことはないんですからね!この記事を書いていてここだけは誤解されそうで怖い。。。でも、これについては長くなるので別記事にて!今回はシンプルに「大きいことはいいことだ」とさせてください。

 

②「初心者だからミラーレスがいいですよね?」という質問について考えてみます。これは半分合っているし半分違っていると思います。

<解説>

まず、ミラーレス機は小さくてとっつきやすいのに加えて、背面液晶やEVFに完成写真に近い画像が映し出されるというのが極めて大きなメリットです。

デジタル一眼の場合、当然ファインダー越しに見るのは見たままの光景です。従って実際にシャッターを切るまではどう撮れたかは分かりません。

ミラーレス機は背面液晶やEVFを見れば撮影する前から「この設定では明るすぎるな」とか「暗すぎるな」ということが事前に分かります。

スマホに近い感覚ですね。

うらやましいな、ミラーレス一眼。。。

※一眼レフも背面液晶は使用できますが、その場合オートフォーカスが遅くなるなど欠点があります。

 

ということは、ミラーレス一眼は、小さくて軽くて画質も悪くなくてスマホのようにシャッターを切る前に画像が確認できる

あれ!?いいことしかない!

ただし、忘れてはいけないことがあります。

結局、一眼レフとミラーレフ一眼の根本的な違いはミラーやペンタプリズムが入っているかいないかだけということです。

上にも掲載したこの図が全てです。

 

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・つまり、どちらの道を選ぶにしても「ある程度勉強しないと使いこなせません」。

・そしていくらミラーレス一眼でも、画質を求めてセンサーが大きいものを求めればボディは大きくなっていきますし値段も上がっていきます。

※例えばフルサイズセンサー搭載機はミラーレス一眼だろうと一眼レフだろうとボディだけで10-20万円は平気でします。

・また、大きなレンズをマウントすれば、当然のことですが、結局かさばるシステムになってしまいます。

・あと、EVFとかで電池を消耗します。バッテリーの消耗が激しいです。

 

(5) まとめ

ちょっと取り留めがなくなってきましたからまとめましょう。

これからカメラをはじめようという方で一眼レフかミラーレスかで迷っている方の参考になれば幸いです!!

 

〇ミラーレス一眼のいいところ

・ボディが小さい、軽い。マジで小さい、軽い。

EVFや背面液晶を見るのである程度仕上がりが分かる

EVFや背面液晶を見るので逆光でも眩しくない

・(今日は説明していませんが、) ミラーショックが存在しない

〇ミラーレス一眼の悪いところ

・電池の持ちが悪い

    (1日持たないこともあるので予備バッテリーはあった方がいいです)

・動きものには、まだ弱い

 (一眼レフと違いリアルタイムの画像ではないので実際の光景とタイムラグがある)

・欠点ではないですが、結局使いこなすにはある程度の勉強は必要ですし、センサーが大きいものは高価ですし、大きなレンズを装着すればボディのサイズと関係なくかさばります。

 

 

(6) どっちを選べばいいんですか??

これは心からどちらでもいいと思います!

このエントリーを読んでいただいた方ならお分かりのように、原理的な違いはミラーがあるのかないのかだけです。

それによる利点・欠点があって、それぞれを理解していれば何も問題ありません。

 

あとは御自身の「好み」です。

所詮は道具ですから、「あ!これ使ってみたい!」というフィーリング重要ですよ?

あとは周りに既にカメラ趣味の人がいれば聞いてみるのもいいと思います💡

 

どうしても決めきれないけど今決めたいという方は、無難にNIKONCANONの一眼レフの中級機を購入するのが無難といえば無難でしょうけどね。レンズラインナップも充実していますから^^;

 

文字ばかりの記事になってしまいました。

しかも長くてすいません。。。なるべく一つの記事にまとめたくて^^;;

 

お疲れ様でした m(_ _)m

次の記事は最近撮った写真中心にしたものを書いてみます。

来週から、いっちょ頑張るんで宜しくお願いします!!

またよろしくお願いします!

【ビール備忘録 その4 〜伊勢角屋麦酒 Costa Rica Coffee Ale〜】

唐突ですが、私は中高生時代を三重県で過ごしました。

※一応地図でお示しします、ここです↓

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三重県っていうと地味なイメージかもしれませんが実はかなり観光資源にも愛された素敵なところなんです!

伊勢神宮を筆頭に世界遺産熊野古道の一部、鈴鹿サーキット三重県です。

特産品として松坂牛鳥羽賢島の真珠もあります。

遊園地として志摩スペイン村ナガシマスパーランドもあります。

温泉もありますよ、湯の山温泉とか。

カメラ好きには四日市コンビナートの夜景はたまりません。行ったことは無いのですが丸山千枚田の風景や三多気の桜も有名ですし、なばなの里のイルミネーションも有名です。

あと、モクモクファームというところも私個人としては相当お勧めです。

ね?いろいろありますでしょう?

そんな三重県はビールも素晴らしいのです!

 

今回ご紹介するのは伊勢角屋麦酒さんのビールです。

伊勢角屋さんは戦国時代の1575年(天正3年)創業、伊勢詣での旅人にお茶を振る舞う茶屋「角屋」を源とする餅菓子屋「二軒茶屋餅角屋本店」が醸造するビールです。

素晴らしいクラフトビールメーカーで、どれもイケますが、特に定番のペールエールとスタウトは一度は試す価値ありです!

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http://www.craftbeers.jp/isekadoya.html

 

今回紹介するのはこちらのCosta Rica Coffee Aleです💡 

2016年にG7のサミットが三重県伊勢志摩で開催されたのですが、そこで提供されたコーヒーを使用しています。このコーヒーを提供したのが自家焙煎珈琲専門店なかむら珈房さんという伊勢角屋麦酒さんの近所のお店だそうです。

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ペールエールらしいホップの柑橘系の香りと黄金色の外観です。それをいい意味で裏切るコーヒーの味わいとのギャップが面白いです。でも見た目ではギャップがあるのですが、味わい自体は不思議とホップとコーヒー豆が喧嘩していないというか、むしろ調和していて驚きます。

そういえば「その1」で紹介したミッケラーのビールもコーヒービールでしたね💡

tatsumo77.hatenablog.com

コーヒービールって聞くと、つい色物に思われがちですが、実はとても洗練されたおいしいものが多いと思います。もしどこかでコーヒービールに出会ったら、是非試してみてくださいね!

 

そうそう、もう閉店してしまったのですが、昔、伊勢角さんのレストランにお邪魔したことがあります。「びやぐら」さんといいます。

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実は三重県、カキもおいしいのです!

カキにはスタウト (というか黒ビール) がよく合います♪

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・・・しかし眠たい描写ですね^^;

2013年に撮影したのですが、D90とキットレンズでISO 2500, f4.2, SS 1/20か。。。

ここ数年で随分カメラに関する感覚が変わった、というかマニアックになったものです( ̄▽ ̄;)

ISO 2500まで上げておいて手ブレして、しかもピントも何に合わせたいのかよく分かりませんね(´・ω・`)

 

さて、それはそうと、こちらのレストランは残念ながら今はもう営業していないようですが、今でも伊勢神宮の近く、おかげ横丁の一角でカキと伊勢角屋さんのビールを楽しめますよ~

三重県にいらっしゃったら、是非お立ち寄りください!

https://tabelog.com/mie/A2403/A240301/24001784/

超おすすめです♪

 

それでは今回はこの辺で失礼いたします。

次回はデジカメの分類をまとめた記事を書きましたので御紹介しますね💡

 

またよろしくお願いします!

 

バラとビールと25mmと

ベルギービールウィークエンドの続きに当たる記事です。

前の記事にも書きましたが、この日は Carl Zeiss Distagon 2.8/25mmをD610にマウントして持っていきました。私がフルサイズデビューしたのが2014年の夏だったのですがそこで初めて購入したレンズとボディの組み合わせがこれでした!はじめて購入したCarl Zeissレンズのぬるぬるとしたピントリングの感触の良さにときめいたことを覚えています♩

ただし、実はこの25mm単焦点レンズはそこまで評判は高くないと思います。個人的にも思い入れがあるとはいえ、その後いろんなレンズを試したりしているうちに使用頻度はどんどん減少していきました(´・ω・`)

しかし、今回ふとこれを持ち出してみたら思いのほか写りが良くて驚きました!

なんで最近使っていなかったんでしょうか?

と、考えてみたところ、思うところもあったので記事にしてみました!

宜しくお願いします!

 

 

Carl Zeiss Distagon 2.8/25mmのここがいい!~

はじめにこのレンズのいいところをまとめてみました。

・2-3段絞れば、なかなか描写がいい

・ボケが綺麗

・かなり寄れる

というところです。

逆に言えば開放での描写はお世辞にもいいとは言えません。

とくに開放での周辺はかなり甘いです。

※ちなみに、カメラを始めて間もない方に向け、一般論を書いておきます。

レンズというものは開放より絞った方が描写力は改善します。例えばf2.8よりf5.6やf8の方が細やかに解像します。ただし解析現象があるのでf16とかf20とかまで絞ると逆に描写力が落ちるといいます。また、レンズの解像力は中央が周辺より良好です。これは開放側でより顕著です。

 

〜作例です〜 

まずはこの写真です。待ち合わせの間、暇だったので快晴の空を撮影。

「あれ?逆光耐性いいじゃない?あと、写り自体も結構精悍だし、こんなレンズだっけ?」

と驚きました。

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中華街の入り口もパシャリ。

きちんと絞れば描写も悪くないんですね。。。

f6.3で撮影しました。

発色も悪くないと思います。

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で、こういうパンフォーカスな表現も25mmという画角なので容易です。

 

 

一方、かなり寄れるレンズなので主題に寄って撮影することでボケを出すこともできます。銅像を撮影してみました。右の銅像にピントを合わせました。

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〜バラの作例〜

さて、バラの作例です。ちなみにベルギービールで酔っ払っていたので細かいことは気にしないで全部ISO 100, f5.6でAモードで撮影していました^^;

先ほど申しましたように寄れるレンズで、しかもいわゆるカリカリの描写ではなくソフト目に映るので花はいい被写体です!

ブルーライトという品種らしいですよ、さすが横浜^^;

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これはなかなかうまく切り取れたと思います。こういう白い花こそカリカリではなくふわっと写るレンズのいい被写体です。

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〜その他の作例〜

寄れるので主題を浮き立たせることも容易です。で、ボケもそんなにうるさくないですよね?主観ですが、私はむしろ滑らかな方だと思います!

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ここからは別の日の撮影です。

絞って撮影するとある程度カリッと写るようになります。ということは三脚を立てた夜景にも強いということです。

※f7.1で撮影しています。

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あと、ボケは綺麗で発色もいいです。点光源も綺麗に描きわけてくれます!

f2.8です。

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こちらの色乗りとボケもいかがでしょうか?

周辺はかなり甘いのですがもともとローキーな環境で使用すればあまり目立ちません。

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〜何故、出番が少なかったのか?〜

ここ一年くらいとんと出番がなかったのですが、なかなか良いと認識を改めました💦

なんでこんなに出番がなかったんだろう?

一考してみました。

その理由はしばらくレンズとは「開放から使えること」「カリカリな描写」こそ至高って考えていた時期があったからかもしれません

 

でも、そうじゃないんですね💦

きちんとレンズの特徴を捉えてあげないと本当の意味での評価はできませんよね。

 

確かにこのレンズ、開放での描写は甘目だし周辺はちょっと厳しいです。

で、私の好むレンズは「開放から使えてカリッとしていて色乗り鮮やか」です。

でもそういうレンズしか使わないのは、自分で世界を狭めているのと同義です。

 

色乗りがあっさりしているかこっていりしているか、ソフトに映るのかカリッと映るのか。それぞれの特徴と得意なシチュエーションを理解してあげられたら、さらに写真を楽しめるようになるでしょう
※とはいえ、あんまりレンズが増えると嫁さんに怒られる、扱いきれないかもしれませんから注意が必要ですが^^;

うーん、レンズ沼、深いなあ。。。

 

あと、追記ですが、軽いです。460gしかないので持ち運びも楽々です♩

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さて、次はビール紹介にでもしましょうかね。では、また宜しくお願いします!!