ベルギービールウィークエンドの続きに当たる記事です。
前の記事にも書きましたが、この日は Carl Zeiss Distagon 2.8/25mmをD610にマウントして持っていきました。私がフルサイズデビューしたのが2014年の夏だったのですがそこで初めて購入したレンズとボディの組み合わせがこれでした!はじめて購入したCarl Zeissレンズのぬるぬるとしたピントリングの感触の良さにときめいたことを覚えています♩
ただし、実はこの25mm単焦点レンズはそこまで評判は高くないと思います。個人的にも思い入れがあるとはいえ、その後いろんなレンズを試したりしているうちに使用頻度はどんどん減少していきました(´・ω・`)
しかし、今回ふとこれを持ち出してみたら思いのほか写りが良くて驚きました!
なんで最近使っていなかったんでしょうか?
と、考えてみたところ、思うところもあったので記事にしてみました!
宜しくお願いします!
~Carl Zeiss Distagon 2.8/25mmのここがいい!~
はじめにこのレンズのいいところをまとめてみました。
・2-3段絞れば、なかなか描写がいい
・ボケが綺麗
・かなり寄れる
というところです。
逆に言えば開放での描写はお世辞にもいいとは言えません。
とくに開放での周辺はかなり甘いです。
※ちなみに、カメラを始めて間もない方に向け、一般論を書いておきます。
「レンズというものは開放より絞った方が描写力は改善します。例えばf2.8よりf5.6やf8の方が細やかに解像します。ただし解析現象があるのでf16とかf20とかまで絞ると逆に描写力が落ちるといいます。また、レンズの解像力は中央が周辺より良好です。これは開放側でより顕著です。」
〜作例です〜
まずはこの写真です。待ち合わせの間、暇だったので快晴の空を撮影。
「あれ?逆光耐性いいじゃない?あと、写り自体も結構精悍だし、こんなレンズだっけ?」
と驚きました。
中華街の入り口もパシャリ。
きちんと絞れば描写も悪くないんですね。。。
f6.3で撮影しました。
発色も悪くないと思います。
で、こういうパンフォーカスな表現も25mmという画角なので容易です。
一方、かなり寄れるレンズなので主題に寄って撮影することでボケを出すこともできます。銅像を撮影してみました。右の銅像にピントを合わせました。
〜バラの作例〜
さて、バラの作例です。ちなみにベルギービールで酔っ払っていたので細かいことは気にしないで全部ISO 100, f5.6でAモードで撮影していました^^;
先ほど申しましたように寄れるレンズで、しかもいわゆるカリカリの描写ではなくソフト目に映るので花はいい被写体です!
ブルーライトという品種らしいですよ、さすが横浜^^;
これはなかなかうまく切り取れたと思います。こういう白い花こそカリカリではなくふわっと写るレンズのいい被写体です。
〜その他の作例〜
寄れるので主題を浮き立たせることも容易です。で、ボケもそんなにうるさくないですよね?主観ですが、私はむしろ滑らかな方だと思います!
ここからは別の日の撮影です。
絞って撮影するとある程度カリッと写るようになります。ということは三脚を立てた夜景にも強いということです。
※f7.1で撮影しています。
あと、ボケは綺麗で発色もいいです。点光源も綺麗に描きわけてくれます!
f2.8です。
こちらの色乗りとボケもいかがでしょうか?
周辺はかなり甘いのですがもともとローキーな環境で使用すればあまり目立ちません。
〜何故、出番が少なかったのか?〜
ここ一年くらいとんと出番がなかったのですが、なかなか良いと認識を改めました💦
なんでこんなに出番がなかったんだろう?
一考してみました。
その理由はしばらくレンズとは「開放から使えること」「カリカリな描写」こそ至高って考えていた時期があったからかもしれません。
でも、そうじゃないんですね💦
きちんとレンズの特徴を捉えてあげないと本当の意味での評価はできませんよね。
確かにこのレンズ、開放での描写は甘目だし周辺はちょっと厳しいです。
で、私の好むレンズは「開放から使えてカリッとしていて色乗り鮮やか」です。
でもそういうレンズしか使わないのは、自分で世界を狭めているのと同義です。
色乗りがあっさりしているかこっていりしているか、ソフトに映るのかカリッと映るのか。それぞれの特徴と得意なシチュエーションを理解してあげられたら、さらに写真を楽しめるようになるでしょう!
※とはいえ、あんまりレンズが増えると嫁さんに怒られる、扱いきれないかもしれませんから注意が必要ですが^^;
うーん、レンズ沼、深いなあ。。。
あと、追記ですが、軽いです。460gしかないので持ち運びも楽々です♩
さて、次はビール紹介にでもしましょうかね。では、また宜しくお願いします!!