Circulation - Camera

巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

ビール備忘録 その7 〜よなよなエールとインドの青鬼〜

どうも、Circulation Cameraです!

いつもマニアックな写真の話をして、マニアックなビールを紹介している、そんなブログです。

前回はややこしい上に長い話を載せてしまいましたので、今回は比較的身近なビールを紹介してみたいと思います💡

どちらも長野のヤッホーブリューイングクラフトビールです!

コンビニでも購入できるので、飲んだことある方も多いのではないでしょうか?

 

よなよなエール

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分類はペールエールです。しかし、ホップの柑橘感が強いアメリカンペールエールではなくややモルティで甘め・どっしり系です。イングリッシュペールエールというタッチですね。でも本場のイングリッシュペールエールと違い、日本人向けなので、冷やしても美味しく飲みやすいように爽やかな仕上がりです。

イングリッシュ寄りのペールエールと、私は思っています💡

炭酸は強くなく舌触りもなめらかでクセがなく、確かに「よなよな」!?

 

〜インドの青鬼〜

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こちらはIPAです。

IPAってなに?と言う方はこちらをご参照ください。

IPAはペールエールより大量のホップを用います。

商品名中の「インド」はIndian Pale Aleのインドですね。

なんで青鬼なんでしょう?

諸説あるようですが、フレッシュな (=青い) ホップと鬼のような風味の強さを合わせて「青鬼」という話です。違ってたらすいません^^;

飲んでみると香りは強くなく少しみずみずしいタッチのIPAで、そのぶん苦味が強く辛めな仕上がりです。間違いなくIPAですがラガー的なスッキリさを搭載したIPAという印象で後味もスッキリです。IPAを飲み慣れていない方にも受け入れやすいのではないでしょうか!?

ただし、度数が7%とちょっと濃いのでご注意くださいm(_ _)m

 

どちらも比較的手に入りやすいので見かけたら試してみてくださいね♫

※うちの近所ではローソンで売っていますよ〜。

 

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そういえば全然話が変わりますが、アジサイが見ごろですね。

近所にも咲いていたので軽く写してみました。

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まあ、普通に撮影するとこうなりますよね^^;

これを見ごたえのあるものにするには副題が欲しいところです。

かたつむりとアジサイ、蛍とアジサイ、朝霧とアジサイ、電車とアジサイ、傘をさした方とアジサイ、虹とアジサイ、etc.

アイディアはあるんですけどねぇ( ̄▽ ̄)

なかなか苦手な被写体なのですが、もし納得に行くものが撮れたらご報告します💡

 

ちなみにしずくにピントを合わせたらそこそこ綺麗でしたが、もはやアジサイの写真ではないですね^^;

精進します💦

(Tamron 90mm Macro + D810, ISO 320, SS 1/400, F5.6)

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さて、次回は雰囲気を変えて空港の撮影記を載せてみます!

ではまた、宜しくお願いします!!

 

 

カメラの豆知識 ~F値を学ぼう!~

いきなりですが写真撮影とはどんな作業でしょう?

① 被写体を見つけて構図を考える
② 露出を調整する
③ ピントを調整する
④ そしてレリーズを切る

ということです。

※場合によってはレンズを交換するとか三脚を立てるとかはあるでしょうが。

 

この中で、一眼を始めた頃に一番困るのは「露出調整」だと思います。

何故なら、構図を決めたりピントを合わせたりは携帯のカメラで誰もが慣れています。

一方で携帯カメラの場合、露出調整は機械が勝手にやってくれるので馴染みがないのだろうと推察します。

自分もそうでした^^;


しかし一眼では露出調整は必須のスキルです!

これを理解することでイメージ通りの写真を撮影できるようになります。

すなわち、意図を持ってボケ量をコントロールしたりシャッタースピードなどをコントロールできるようになります!

 

露出調整はISO感度シャッタースピード (以下、SS)、そしてF値の3つの変数を調整して決めます。今日は特にF値に焦点を合わせた内容です。

正直、小難しい話が多いですが、このエントリーを理解すればきっといいことがありますから時間のある方は是非読んでみてくださいませ

※このエントリーには数字がたくさん出てきますが (一番最後のおまけ以外は) ほとんど算数、行っても中学数学レベルのことなので苦手な方もメゲずに頑張ってくださいね^^;

 

 

F値が意味するところ~
これは多くの方がご存じでしょうが、念のため確認です!
F値は「レンズの絞り」がどれだけ開放しているか、または絞られているかを示す数値ですF値が小さいほど解放されている、大きいほど絞られているということです。

最近は電子制御のレンズも多いのですが、そうでなければ絞りリングを回せばこうして絞りが動くのが分かります。

f1.4 (このレンズの解放値です)

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f2.8 (ちょっと絞られましたね)

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f5.6 (かなり絞られてきました)

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f16 (がっつり絞ってます)

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~どういう意図でF値を変化させるか?~

一般に以下の4つの意図でF値は調整します。

① SSを速くしたいとき。または遅くしたいとき。

ISO感度を下げたいとき。

F値が小さいほど、絞りは開放されているので通過する光量が多いです。従ってSSは速くできるしISO感度も下げることができます💡

例えばこの写真は水の動きを止めたかったのでF2まで解放してSS 1/1600 secで撮影できるようにしました。

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この写真も敢えて絞り込まずF2.8に設定し、SS 1/2000 secで撮影しています。

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被写界深度を調整したいとき。

F値が小さいほど被写界深度が浅くなります。言い換えれば大きくボケます。一方、F値が大きいほど被写界深度が深くなります。ピントの合っている範囲が大きくなるわけです。

例えばこの写真は光源のボケを生かしたかったので敢えてF1.4で撮影しています。

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一方、同じレンズですが全体にピントを合わせたかったのでF14で撮影しています。

また、SSを長くして車の軌跡を撮影したかったという意図もあります。f:id:tatsumo77:20170601155817j:plain

 F値が大きいほうが解像度が増します。

多くのレンズはF5.6~11あたりが解像度のピークなのではないでしょうか?

統計をとったわけではないのですが^^;)

収差が減りますからね。収差についてはこちらもご参照ください。

ただし、あまりにも、例えばF16やF22まで絞ると「解析現象」という現象で解像感が落ちますのでご注意ください

 

 

F値ISO感度やSSの関係~

冒頭にもお話しした通り、露出の調整はSS, ISO感度F値の3種類の変数の調整です。

F値が小さくなるとSSは速くできる、またはISO感度は小さくできる。

逆にF値が大きくなるとSSを遅くするかISO感度を上げる必要がある。

この関係は基本中の基本なのですが、実際に計算できますか??

これは初耳学!

という方にとってはきっと有用な情報ですから、是非覚えてください💡

フォトマスター検定でも毎年必ず計算問題が出題されます

==================================
例題:
ISO 200, f2.8, SS 1/2000 secが適正露出だったとします。
(1) あなたは「もっとSSを早くしたいな」と思い、f2まで下げることにしました。さて、ISO 200, f2にした場合、SSはいくつになるでしょうか?
(2) 逆にあなたが「もっと解像感が欲しいな」と思い、f5.6まで上げることにしました。さて、ISO 200, f5.6にした場合、SSはいくつが適正でしょうか?
(3) 最後に、「あ!しまった、ISO 100で撮影したいんだった!」と思いましたがシャッタースピードは1/2000 secのままにしておきたいとします。さて、ISO 100, SS 1/2000 secの場合、f値はいくつが適正でしょうか?

===================================

さあ、これが今日一番難しい話です!


<解説>
まずこの問題を解く上で鍵となる知識をお伝えしますね。
F1.4 → 2.0 → 2.8 → 4.0 → 5.6 → 8 → 11 → …
このように一段階絞るごとに絞りを通過する光量は1/2倍になります。
言い換えれば一段絞るごとにSSまたはISO感度は2倍必要になります。
・・・絶対わかりにくいと思うので例を挙げて説明させてください!
(例)
・F2.0からF2.8にした場合、1段絞られたわけですから通過光量は1/2になります。このままでは写真が暗くなってしまいますから、そうならないようにSSを2倍にするかISO感度を2倍にすればいい。そうすればほぼ同じ明るさの写真が撮れます。

→ これを専門用語でいうと、「露出は変わらない」ということになります。

 

もっと例を挙げましょう。

・F2.8からF4.0に上げた場合も一段階絞られているから、SSを2倍にするかISO感度を2倍にすることで同じ明るさになります。
・F2.0からF4.0に上げると二段階絞られたわけですから、SSを4倍にするかISO感度を4倍にするか、SSとISO感度を両方2倍にすれば同じ明るさになります。

 

いかがですか?ご理解いただけましたか!?

 

では先ほどの問題の答えをお示しします!

========================

ISO 200, F2.8, SS 1/2000 secが適正露出だったとします。
(1) あなたは「もっとSSを早くしたいな」と思い、f2まで下げることにしました。さて、ISO 200, f2にした場合、SSはいくつになるでしょうか?
===>

ISO 200, F2.0, SS 1/4000 sec

 

(2) 逆にあなたが「もっと解像感が欲しいな」と思い、F5.6まで上げることにしました。さて、ISO 200, F5.6にした場合、SSはいくつが適正でしょうか?
===>

ISO 200, F5.6, SS 1/500 sec
※2段絞っているからSSは1/4になります。

 

(3) 最後に、「あ!しまった、ISO 100で撮影したいんだった!」と思いましたがシャッタースピードは1/2000 secのままにしておきたいとします。さて、ISO 100, SS 1/2000 secの場合、F値はいくつが適正でしょうか?
===>
ISO 100, F2.0, SS 1/2000 sec
※SSは1/2000で固定ですからISOとF値だけを見ればいい。ISO感度が1/2になるのでF値は1段開放されたらいい。F2.8より1段開放は2.0なのでf2.0が正解です。

=========================

 

F値の暗記方法~

SSやISO感度は2倍したり1/2倍したりで簡単なのに、なんかF値は覚えにくい。
1.4 → 2.0 → 2.8 → 4.0 → 5.6 → 8.0 → 11 → 16 → 22 → …

実際のレンズにもこの数字は書かれています。

こんな感じで1.4〜16の数字が並んでいるのが確認できます。

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これの覚え方を紹介します💡

「1.4」と「2.0」を覚えてもらえたらOKです!

これらを倍々してみましょう。
・1.4 → 2.8 → 5.6 → 11.2 (≒11) → 22.4 (≒22)
・  2.0  → 4.0 →  8.0      →     16.0
これを重ねれば上の数列になりますよね?

※または

1.4×√2 ≒ 2.0
2.0×√2 ≒ 2.8
2.8×√2 ≒ 4.0
という等比数列で覚えるのもOKです。

 

〜最後に〜

なるべく一つのエントリーにまとめてみたかったので、盛りだくさんでしたね💦

F値ISO感度とSSの関係は、はじめて勉強したとき、難しいと感じましたがこれを理解すると便利ですよ?

例えば、ISO 400でSS 1/100が適正として、ISO 100まで下げるとSS 1/25になりますから撮影する前に手振れしそうだなって分かります
あと、夜景のマニュアル撮影時にf5.6からf8.0に絞るとSSは2倍必要ですから5秒 → 10秒にすればいいとかすぐに分かります

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

とはいえ、週の頭からややこしい話題ですいませんでした m(_ _)m

肩がこる話の後は、一回ビールネタでもはさみましょうかね。

それではまた、よろしくお願いします!!

 

 

 

 

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~おまけのマニアックなお話①:そもそもF値ってなに?~
F値は英語でFocal Numberです。
F値 = (焦点距離) / (レンズの有効口径)
上記の式で定義されます。
レンズの有効口径の逆数ですから絞りを絞って口径が小さくなればF値は逆に大きくなります。

 

~おまけのマニアックなお話②:なぜF値は√2が関係するのか?~
F値はどこで制御しているかというとレンズの後方についている絞り羽です。この開閉でレンズを通過する光量を調整しています。

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従って、ほぼ円形です。

光量を半分にするためにはその面積が半分にならなければいけません。

ある絞りの半径をRとします。その絞りの半分の面積になる半径をrとします。

円の面積「(円周率) × (半径)^2」ですよね?

ということは (πR^2) × 1/2 = πr^2

この方程式を変形するとr = R×1/√2となります。
これをF値の式に代入してみましょう。

 F = (焦点距離) / R ・・・①
 F’ = (焦点距離) / r ・・・②

とします。r = R×1/√2でしたから、②に代入すると

F' = (焦点距離) / (R×1/√2) = √2 × (焦点距離) / R

①を代入すれば

F’ = √2 Fです。

これがF値が√2倍になるごとに単位時間あたり通過する光量が1/2になる理由です

まあ、こんなこと知らなくてもいいのでしょうが、興味のある方のために書きました。

あくまで、おまけです。

 

~おまけ③ 大口径、スピードレンズという言葉~

レンズの紹介で時折耳にする言葉です。

どちらも最小F値が小さいレンズを表す専門用語です。

出撃前の忘れ物チェックリスト

 

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前回のエントリーでお見せした写真です。

何ということのない平凡な1枚です。

シャッター速度を上げすぎて月が流れているから気をつけろよ、くらいの写真?

 

しかし実はこの写真を撮影するときに重大なことに気づいたのです。

一体この時何があったのか!?

時系列に沿ってお話ししましょう。

 

① まず、車から降りてファインダーを覗いて構図を決めます。

② 次にそれに合わせて三脚を立てます。

③ 雲台にカメラを固定します。

④ レリーズケーブルをカメラに繋ぎます

⑤ だいたいのピントを合わせます。

さて、露出を決めるかな!ピントもライブヴューで追い込まなくては!

ん?

電源がつかない?

電源が・・・

あっ!

 

 

・・・そう、前回お話しした大切なこと。

それは、忘れ物です!

なんとこの時、バッテリーを充電したまま家に置いて来てしまったのです!

幸いなことに、この時は予備バッテリーがカバンに入っていて事なきを得ましたが、紙一重で目も当てられない惨事でしたよ^^;

実を言うとこれまでも雲台を忘れたりレリーズケーブルを忘れたり。。。

身に覚えが多いぜ!\(^o^)/

いい加減にしなきゃならんと思い、忘れ物チェックリストを作りました!

これからは出撃前にこれを必ず確認することにします!!

 

・・・え!?こんなしょうもないネタ!?

と思った方、すいませんorz

けど皆さんも似たような経験ありません?人間ですもの、ありますでしょ^^;??

ということで以下に「忘れてはいけないものチェックリスト」を作成しました。


 

〜機材以外に必要なもの〜

もはや説明不能なもの大切なもの。これがないと色々まずいです!

ちなみに私は財布を家に置いてきたことあります、はい。

現地でも無くさないよう細心のご注意を!

□財布

□携帯

□家の鍵

□ (車なら) 免許証

 

〜忘れがちな機材で致命的なもの〜

さすがにカメラ本体、レンズ、三脚を忘れたことはありませんのでそれ以外を記載します。

□レリーズ

□雲台

□充電したバッテリー

□SDカードなど記録メディア

 

〜なくてもいいがあったほうがいいもの〜

最悪無くても撮影はできますが、あったほうがいいもの。または条件によっては致命的なものです。例えばNDフィルターで滝を撮影するつもりなのにフィルターを忘れるのはまずいですよね?

□フィルター類

□マスキングテープ

□ウェットティッシュ

□防寒具、素肌を出さない装備

□雨具

□懐中電灯

□ヘッドライト

ETCカード

□ブロアー、レンズペン

□ストロボ、ディフーザーなど

 

これで大丈夫!!

皆様も意気込んで現地まで赴いたのに、雲台がないとかバッテリーがないとかそういう悲劇に見舞われないようにご注意ください!

地味なエントリーなのは百も承知ですが、めっちゃ大事なことですよ( ̄∇ ̄;)

今度から出撃前には必ずこのエントリーを見れるように自分のためにタグ作りましたもの^^;

NO MORE 忘れ物!

 

そして、車で行かれる方は無事故無違反を心がけましょう。

一番忘れていけないものは、命ですからね!

と最後はまとめてみました(`・ω・´)b

 

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あと、写真成分が不足しているので何の脈絡もない猫の写真でも( ̄+ー ̄)

今まで撮影した猫の中で最も目力が強い写真です。

Apo Sonnar 2/135mm + D810 (ISO 100, f4.5, SS 1/125 sec)

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次回はISO 100, f4.5, SS 1/125 secといった露出を決める上で欠かせない、「f値について」というテーマで記事を書いてみたいと思います💡

どうかまた、よろしくお願いします!

負けないで 〜千葉の夜〜

前回の予告通り、千葉県の撮影記です。

ですが、実を言うとあまり千葉成分無いです^^;

そもそもこの日は天気が悪いという予報でしたから、梅雨明けに星空を撮影するにあたってどこがいいかなあ、と千葉県を夜間に放浪していました。俗にいう「ロケハン」です

 

とはいえ、出撃する前は

一箇所くらいは撮れるんじゃないの?いや、案外最高の一枚が撮れるかも!?

なんて淡い期待をしていました。

注.) 無論、そんな都合のいいことは起こっていません ( ̄∇ ̄)

 

さて、真っ暗になる前に泉谷公園というところにお邪魔しました。

ホタルが見れるというので行ってみましたが、公園なので人だらけ。

確かにホタルはいるけれどもとても撮影なんて。。。

でも、これは行く前から分かっていたことなので全然OKです!公園ですからね。

今年初のホタルが観れただけで満足です👍

しかし、ホタルがいるからと手を伸ばしたり懐中電灯を当てたりフラッシュ焚いたりする神経は私には分かりません

暗いから光るのにね、ホタル

ホタルにもよくないし、その懐中電灯やフラッシュのせいで余計見えないということを知らないのでしょう。。。

 

さあ、気を取り直してロケハンに!

途中、カメラのテストがてら1枚撮影 (Carl Zeiss Distagon 2.8/15mm + D810)。

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なんてことな1枚ですけど、この時、大切なことに気付きました

これはまた次回ご紹介します。

 

 

車を走らせ東浪見 (とらみ) 海岸に来ました。ここは海岸に鳥居が立っているため星空と鳥居がセットで撮れるという場所です!しかも鳥居の真下まで行けるロケーションということで楽しみ!!!

しかし、

え?鳥居なんてどこにもありませんが^^;」。。。

これは後で気づいたのですが普通に場所間違えていたようですorz

 

 

・・・ここまで実質、撮れ高ゼロ😱

ブログ記事もここまで半分以上私の愚痴じゃないですか!?

一応写真ブログのつもりなんですが^^;

実際、この時点ではかなり意気消沈していましたが、諦めずに次のスポットに向かいました。マジでZARDの負けないで流しながらドライブしてました ( ̄∇ ̄;)

 

次のスポットは「いすみ鉄道の第二五之町踏切」です。

この踏切はよかった、よかったぞ!

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うちの車のNAVIでは表示されない場所でしたが辿り着いた時にはちょうど月も雲の切れ間で撮影可能な状況!ここまで4時間も成果の一つもなくさまよっていたので血眼で撮影しました (笑)

 

雲があったほうが雰囲気出るシチュエーションだと思います。

空もいい感じです!

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ところでここ、ほぼ真っ暗なので携帯の明かりを当ててストロボがわりにして撮影しました

私、実を言うとストロボ持ってないですよね。

フォトマスター検定で出題されるので勉強はしたのですが。。。

今後の課題です。

 

これは割と上手く撮れたと自負しています!ISO 100, f5.0, SS 30 sec。

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ちなみにレンズは全てNIKKOR 24-70mm f2.8E ED VRにて撮影しました。三脚に据えて撮影する場合、まずは三脚から外して構図を探して、それから三脚に据えるのがセオリーです

ズームレンズでしたら、さらにその後の微調整もできるので便利です💡

私は単焦点レンズ大好き人間ですが、それでもやはりこのズームレンズは重宝しています!写りもなかなかイケてますしね♫

 

 

踏切撮影の後、もう一箇所寄ったのですが小雨もパラつき帰宅することにしました。

 

 

帰りは、ホタルが不完全燃焼でしたから海ほたるに行ってきました

お、親父ギャグ。。。( ̄∇ ̄;)

それはそうと、海ほたるってフォトジェニックでいいですよ〜。

Carl Zeiss Otus 1.4/55mmにて撮影。ISO 64, f2.5, SS 2 sec。

うーん、Otusの気持ちいいこの切れ味!

目が覚めます!

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海ほたるは神奈川県と千葉県をつなぐ東京湾アクアラインの途中にあるパーキングエリアです。神奈川県〜海ほたるは海底トンネルですが、海ほたる〜千葉県はオーバーシーハイウェイになっていますからアクアライの撮影も可能です。

アクアラインと千葉県側の写真です。

ISO 64, f8.0, SS 30 sec。

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これもOtus 1.4/55mmで撮影です。絞れば全く隙がない描写で楽しませてくれます。

飛び降りてよかった・・・from 清水の舞台!

 

これも同じような設定で撮影しました。光跡を伸ばすために2枚の写真を比較明合成しています。

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これはがっつりトリミングしています。

素数の大きい810の特技ですね。

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海ほたる楽しかったっす、またいきます!

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冒頭にお話しした通り、あまり千葉成分をがっつり出せずに申し訳ありません💦

本当は千葉には行ってみたいところがたくさんあるので開拓していきたいです!

とりあえず今年中に必ず東浪見海岸はリベンジします。

 

次回は、1枚目の画像でお話しした「気づいた重要なこと」についてお話しします。

まあ、大げさに言いました割に大したことでは無いのですが^^;

ではまた、宜しくお願いします!

 

ビール備忘録 その6 ~North Island 春酔い2017~

今回はすっかり紹介する時期を逸してしまったビールの紹介です。

春じゃなくて梅雨ですもんね、もはや^^;

しかも梅雨がないといわれる北海道のビールときたものです。

あぁ、北海道行きたいです!

 

いやいや、話を戻しましょう。

本日紹介するビールは北海道のNorth Islandさんの限定ビールです。私の一番好きな日本のクラフトビールメーカーの一つ・・・というか、一番好きなところです!

他にも以前御紹介した大阪の箕面ビールをはじめ、長野の志賀高原ビール、静岡のベヤードビールなど素晴らしいブリュワリーが群雄割拠する日本列島。その中でも実力は間違いなくトップクラスです。加えて私自身が北海道でそこそこ長く過ごしたので思い入れも大きいのです。

ベーシックなラインナップで言うと、IPA, ヴァイツェン, コリアンダーブラックが個人的なお勧めです。いや、どれが一番ってことはないくらい、どれも完成度高いのですが^^;

でも特にコリアンダーブラックは独特ですよ?

なかなか他ではお目にかかれないし、とてもうまいので一度お試しあれ!

ちなみに新千歳空港内でも手に入りますよ💡

 

〜North Island 春酔い2017〜

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ベルジャンエールというスタイルのビールです。ベルジャンエールというと、ざっくりしすぎていて定義は知らないのですが、よく洋ナシを連想する風味と表現されています。

こちらも香りはいかにもベルジャンな感じです。

ベルジャンエールってともすれば甘ったるくなってしまうのですが、こちらは全くそういった気怠さはなくピリリとしたスパイス感すらあります。爽やかなテイストで喉越しも良いです。

コーラみたい (?) な印象すら受けました。

しかし、紛れもないベルジャンテイストのコクはありますから飲み飽きません。

ごちそうさまでした!

 

・・・ところで、ふと思ったのですがエールとラガーの違いってわかります?

<解説>

エールビールは上面発酵という手法で作られます。歴史が古いです。麦芽の味わいがしっかりしていて甘味が強くどっしりとしたビールになります。

一方、ラガービールは下面発酵という手法で作られます。10℃くらいの低温環境で作られるため冷蔵技術の確立した19世紀以降のビールです。日本の大手メーカーのビールはほぼこれですね。ですから日本ではビール=ラガーと連想されるのです。

しかし、エールビールはその種類が豊富で上述のとおり歴史が古いです従って、多くのクラフトビールメーカーや輸入物のビールはエールビールなんですよ〜

以上、明日使える豆知識でした!

 

よし!次回は真面目に撮影記を載せますね。

ちょっと千葉県に行ってきた時の写真を載せてみますのでよろしくお願いします!!

カメラの豆知識 〜収差ってなにさ?〜

前回ゆるい記事をはさんで、今回は「収差」の話です💡

画質の良し悪しを議論する際に必ず出てくる用語ですね。

今回はこれについてまとめようと思った・・・

のですが、きちんと既にまとめてあるサイトがいっぱいあるんですね^^;

逆に読んでいて勉強になったくらいです、はい。

早速皆さんも「収差 カメラ」でググりましょう♪

詳細はそちらをご覧ください m(_ _)m

 

・・・投げやり!

これではさすがに投げやりです。

ちなみに投げやりは漢字で投げ遣りと書くみたいですよ。「これ欲しいの?いいよ遣るよ」の遣るです。

 

脱線しました。

さて、せっかく記事にすると予告したのですから簡単にさらっとまとめて見ます💡

フォトマスター検定でも毎年出題されますしね、収差

 

(1) 収差ってそもそも何?

収差とは簡単に言えば画像のにじみ・ゆがみです。

レンズというガラスの球面を通って、撮像素子 (センサー) という平面に光を当てることで生じる「歪 (ひずみ)」と考えてください。

光がセンサーの一点に収まる際に生じる差、だから「収差」だと解釈しています。

 

(2) 収差には大きく分けて2種類ある。

<1つ目は、単色収差

光はレンズという「ガラスの球面」を通ります。その際に球面であるが故に生じる収差がこれです。これには5種類ありますので次の項で紹介しますね (ザイデル5収差といいます)。

<2つ目は、色収差

一方で光はいくつもの色 (=いくつもの波長の光) が混ざっているので波長の違いで生じる収差がもう一つです。

※ピンと来ない方は色収差プリズムをイメージしてください。プリズムガラスを通ると色別に光が分かれますよね。ガラスという屈折率の異なる物質に侵入すると、光が色ごとにバラバラな軌道を通ってしまうのです。

prism.jpg

引用:http://lasers.jp/laserquest/?p=135

 

 

(3) 単色収差ザイデル5収差に分類されます。

① 球面収差 (イメージ) ・→ ●

② コマ収差 (イメージ) ・→ φ

③ 非点収差 (イメージ) ・→ 0

この3つは点が点として写らないタイプの収差です。

①は星が滲んでしまい、②は星が変な尾を引いてしまい、③は星がニョキって楕円形に写ってしまいます。

この3つを示した画像がありますから見てみてください。どれがどの収差か分かりますでしょうか?

 ~理想 (収差なし)~

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 ~収差あり~

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f:id:tatsumo77:20170606130155p:plain

 引用:http://av.jpn.support.panasonic.com/support/dsc/knowhow/knowhow15.html

 ※正解は上から「球面収差、コマ収差、非点収差」です。

 

こんなのが出ると星の撮影や夜景撮影の天敵になることは想像に難くないと思います。 

これは昔撮影した星景写真です。5年近く前です。解像感もピントもなにもかも甘くて残念です。しかも収差も激しく出ていますねぇ。。。

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左上を拡大すると星の周囲にムワっとして影があり点状にも線状にもなっていないのがわかると思います。

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④ 像面湾曲

レンズという球面故に画面の中央にピントを合わせると周辺が、周辺にピントを合わせると中央のピントが合わなくなることを指します。

<Point!>

①~④は全て絞る (撮影時のf値を大きくする) ことで改善されるのが特徴です!絞った方が画質が良くなるという理由の一つなわけです。

 

⑤ 歪曲収差

よく樽型とか糸巻き型と言われる収差です。ディストーションとも言いますね。

※両方出るのは軸笠収差といいます。

下の絵をご覧ください。

これは経験というか実感したことがある方も多いかもしれませんね。

 ~樽型~ 

 広角レンズでよく見かけるディストーションです。

 

 ~糸巻き型~

 望遠レンズでよく目にするディストーションです。 

 

 引用:http://av.jpn.support.panasonic.com/support/dsc/knowhow/knowhow15.html

<Point!>

これは絞っても解消されませんディストーションはそのレンズの特性なのです。

 

 

(4) 一方で色収差には2種類あります。

色収差はこんな風に現れます。

※画像はWikipediaから引用しました。

線がきちんと解像していなくて色が滲んで見えます。同じ収差でも単色収差とはちょっと毛色が違いますよね

「色収差」の画像検索結果

 

レンズにまっすぐ入って来る光がプリズムの理屈で光ごとにばらけてしまい像面が滲む収差を「軸上色収差」といいます。

一方でレンズに斜めに入って来る光がばらけてしまい像面が滲む収差を「倍率色収差」といいます。

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なぜ別々に考えるかというと、「軸上色収差」は絞ったら解消されますが、「倍率色収差」は絞っても解消されないというのがあります。

そのため「倍率色収差」を減ずるためにはガラスの質やコーティング技術で減じているようです。

※余談ですが色収差はモノクロ写真でも画質の低下として反映される。

 

 

~最後に~

こんなところです。なるべく短くまとめてみましたがどうでしょうか?

レンズってたくさんのレンズが集まってできていますよね (変な言い方ですが^^;)

こうすることで収差を生じにくくしているわけです💡

そして、収差はそこかしこで耳にする「レンズは絞った方が画質が良くなる」という根拠でもあるわけです。

ちなみに、「メガネってレンズですが収差ってどうなの?」って思いません?

これは瞳孔という絞りが絞られているから収差を感じないのです

※絞りで解消されない歪曲収差や倍率色収差は残るのですがレンズ自体の形状やコーティングを工夫し目立たなくしているらしいですよ♫

 

ところで記事をupする前に読み直してみて流石にブログに初めて掲載する星景写真があれでは、個人的に悲しいのでちゃんと前景にピントの合ったのもupさせて下さい。

すいません_(._.)_

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まあ、これも良く見るとそこそこ収差出てますけどね!

 

「どこまでが自分自身で満足のいくクオリティなのか?」

写真を続けているとハードルというか閾値は少しずつ上がっていくのでしょう。

例えば、5年前の自分はあれで満足していました。

むしろ、初めて天の川が撮れた時なので感動さえしたことを覚えています

今ではあのクオリティでは満足できませんが、あれはあれで思い出深い写真なのです。

今後も知識を取り入れて少しずつ腕を上げていきたいと思います!

 

久々に星撮りたいけれども関東も梅雨入りしてしまったのかな。

次回は一回ビールの話を挟みましょうか。

今後ともよろしくお願いします!

ラッコと指と

ディズニーシーに行ってきた妻が買ってきたラッコのぬいぐるみが可愛かったのでパシャり。

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Carl Zeiss Milvus 2/100mm (Makro Planar 2/100mm) + D610にて撮影 (ちょっとトリミングしています)。

 

 

指二本version!

ISO 1600, f 3.2, SS 50 sec。

手ブレしないように息を止めて撮影しました。

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これだけです^^; 

たまにはこういうゆるい記事もいいですよね?

ところで最近のカメラは高画素なので指紋が写ってしまうようですからご注意ください。この写真も一応そこには配慮して半分以上指紋が写らないようにしています。

皆様もお気をつけて!

 

では、またよろしくお願いします👍