前回に引き続き永代橋の写真を載せるつもりだったのですが、時事ネタを1つ挟ませて下さいませ m(_ _)m
京都では毎年8月16日の夜に「五山の送り火」が執り行われます。
送り火は仏教的なお盆の定例行事で、冥府に帰る精霊たちを送るための炎であると聞いております。
歴史ある文化である一方、フォトジェニックなイベントでもありますので、カメラブログとして8月16日に先立ってこれに関連した内容をお送りします♪
さて、五山の送り火というと大文字が有名ですね💡
こちらは2013年に鴨川デルタから多くの方に交じって撮影したものです。
~炎のバリエーション~
御存じの方も多いでしょうが、大文字以外にも炎の形には種類があります。
五山の送り火という名の通り、合計5か所、別々の山で送り火は点火されるのです。
① 東山如意ケ嶽の「大文字」
③ 松ケ崎西山と東山の「妙法」
④ 西賀茂船山の「船形」
⑤ 上嵯峨仙翁寺山の「鳥居形」
これらは下のような配置になっています💡
※上の写真でも紹介した有名な東山如意ケ嶽の「大文字」は、地図の右側です。
※引用:https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/index.html
〇舟形や妙法は大文字に比べるとマイナーかもしれませんが、かなり近くで見ることができるので迫力があります (/・ω・)/
〇鳥居形は最も鑑賞できる場所が限られている穴場です (`・ω・´)b
ですが、灯篭が池に浮かび、幻想的な雰囲気を感じられるので密かにお勧めです♪
D90 + AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED, ISO ??, F 6.3, SS 40 sec
この時は今ほどカメラ好きではなく、レンズもキットレンズだったのですがまぁまぁうまく撮れたと思います💡
※大きく拡大すると気持ちディテールが粗いので今の装備でリベンジしたい気もしなくもないですが ^^;
~撮影のコツ~
明日撮影を頑張る予定の方もおられるかもしれません!
エールを込めて私なりの撮影のコツを掲載しておきます!
頑張ってきて下さいね (`・ω・´)b
※今年行かれない方も、いつかの参考にしてもらえたら幸いです。
(1) 三脚について
作品的に撮りたければ三脚とリモートレリーズは必須です。三脚設置は夕方からでも間に合いますが、当然ですが、他の方の邪魔にならないように配慮しつつ三脚は立てましょう。
また、三脚を使用されない場合は、個人的には、手振れが写真を台無しにする一番の理由だと思いますから、ISO感度は恐れずに上げていき、シャッタースピードを稼ぐようにして下さい ^^b
(2) 広角レンズは必要ありません
経験上、特別な意図がない限り広角レンズは不要です。むしろ標準~望遠系のズームレンズを重宝すると思いますよ💡上で紹介した鳥居形の写真も35mm換算で100mmくらいの画角で撮影しています。
三脚を使用されるのなら、手振れ補正・オートフォーカスは切っておきましょう。送り火は15分以上灯っていますから、ISO 100, F 8~11とかにしておいて、シャッタースピードはtry and errorsでゆっくり決めれば大丈夫です (`・ω・´)b
(3) 撮影する送り火は絞りましょう
何種類も同時に見れる場所よりも、一種類を集中して鑑賞できる場所を選んだ方がいい結果を得やすいと思います。二兎追う者は一兎をも得ずになりかねませんので^^;
「ここからなら3種類見れる!」とか、そういうスポットもありますが、大体どれも小さくなってしまったり、視界が悪いです (本当に「見えるだけ」だったりします)。ですから、撮影する前提でしたら欲張らずに、どれかに絞った方がうまくいくと思いますよ♪
また、鑑賞場所には多くの方が詰めかけますから、途中での移動は困難です。移動は考えず、「これ!」と決めた場所で集中したほうが良いと思います。
(4) その他の情報
・送り火は20:00から順次点火され、だいたい15分間くらいは火は灯り続けます。
・夏の京都は高温多湿ですから熱中症対策は怠らないようにしましょう。
・京都に居たころ、「雨が降ったらどうするんですか?」と地元の方に聞いたら「送り火の日はな、雨降らんねん ( ̄ー ̄)ニヤリ」と返答されましたが、本当かなぁ ^^;
一応、天気予報は確認してから出撃してくださいね (笑)
それでは、次回こそ永代橋の写真を載せますので、よろしくお願いします(^^♪