最近は撮影記が多かったので、今回は座学的な内容にしてみました^^;
皆様はデジカメのデータは何に記録していますか?
私はもっぱら、SDカードです。
しかし、世の中には色々な記録メディアがあります💡
何となく聞いたことがあるものもありますか?
また、SDカード一つとってもカードの表面に書かれている記号や数字は何なのか、気になりませんか?
※ジョジョの奇妙な冒険 第三部より抜粋
今回はざっくりと自分の知識をまとめてみました!
もともと記録メディアについて調べたのは昨年のフォトマスター検定のためです。
意外とこの辺の知識を聞かれるんですよ^^;
実をいうと苦手分野でして、去年の準一級問題も記憶が曖昧で間違えました😞
あの時は「UHS規格別の書き込み速度」について問われたのですが・・・。
まぁ、それはともかく、気になるところだけでも見てやってください!
※その前に、確認です。この記事にはしばしば、MB/Sという単位が出てきます。「メガバイト毎秒」と読みます。これは1秒間に何MBのデータを転送できるかを意味します。例えば100 MB/Sなら1秒間で100 MBのデータを転送できるという寸法です。
(1) SDカード
ほぼ切手サイズで、多くのデジタルカメラで採用されている記録メディアですね。
サイズは縦32mm×24mm。
高いものから安いものまでありますが、その違いはなんでしょう?
SDカードは①容量、②転送速度、③メーカーによって特徴づけられます。
①容量:
容量によってSDカードの名前って変わるんです!
・2GB以下をSDカード
・4GB~32GBをSDHCカード
・64GB~をSDXCカード
といいます。
②データ転送速度:
データの書き込み速度は重要です!
何枚か連射したあと、数秒間、操作できなくなったことないですか?
これは撮影したデータを記録メディアに書き込んでいるからなのです!
その書き込み速度を表す規格が、面倒なことに2つもあるのです。
a.) Class分類
Class 2, 4, 6, 8, 10というものがあり数字が大きいほど書き込みが速いです。
「Class 2は2MB/S, Class 10は10 MB/Sでの書き込みを保証する」という意味です。
b.) UHS規格
実はこっちの方が大事です!
現実的に考えてみてください、D810のデータは1枚でRAW+JPEGだと60MBくらいあります。
Class 10の指す、10 MB/Sでは、1枚記録するのに60MB転送するのに6秒かかるということです。
使えないですよね、そんなの ( ̄▽ ̄;)
そこで、UHSに注目します💡
これはUltra High Speedの略で、
「UHS対応機器だとさらに速く転送できますよ」
という意味です。
で、すごくややこしいのですが、「最大ここまで速く転送できますよ」というのと「最低でもこの速さは保証しますよ」というのが別々に書かれています、しかも記号で^^;
・最大速度:
UHS-I規格はMAXで104 MB/S
UHS-Ⅱ規格はMAXで312 MB/S
・最小速度:
UHSスピードクラス1は最低保証速度 10MB/S
UHSスピードクラス3は最低保証速度 30MB/S
実に分かりにくいですねぇ。。。
分かりやすくするために実例を挙げましょう!!
※引用:http://kakaku.com/camera/sd-card/guide_0052/
このSDカードは、こういうことです。
・128GBの容量があります (ですからSDXCカードです)。
・UHS-Ⅰなので最大で104 MB/Sの速さでデータが転送できます。
※実際は104MB/Sではなく、最大95 MB/Sなんですけどね (∩´∀`)∩<まぁまぁ
・Class10なので、どんな機種でも10 MB/Sを保証しますよ。
・UHS-スピードクラス3なので、UHS対応機種なら30 MB/Sを保証しますよ。
という意味です!
「SDカード一枚買うのにこんな面倒なこと考えなきゃいけないの!?」
というのは、至極全うな意見です。
私見を述べさせていただくと、「容量」「最大転送速度」の2つを見ておけばいいと思います。
※Class 10はもはや基本だと思いますので。。。
16GBでClass 10で最大転送速度60-90 MB/Sくらいなら通常利用ならまず問題ないと思いますよ( ̄▽ ̄)
ただし、重いデータでガンガン連射する方は280 MB/Sくらい必要でしょう。
③メーカー
もともとSDカードは1999年にサンディスク、東芝、松下電器産業の3社が共同開発した規格です。
それもあってSANDISK, TOSHIBA, PANASONICのSDカードは信頼度が高いと言われています。ちょっと高めなのがタマニキズですが。。。
(1)' マイクロSDカード、ミニSDカード
携帯電話の普及に合わせて作られたSDカードの規格です。
これも選択するときの基準はSDカードと同じ考え方でいいはずです。
(2) CFカード
※引用:http://kakaku.com/camera/compact-flash/guide_0051/
CFはコンパクトフラッシュの略です。
大きさが 43×36mm で、厚さの違う2種類のタイプがあり、TypeⅠが 3.3mm、TypeⅡ が 5.0mm の厚さです。
1994年に SanDisk 社が開発した記録メディアで、もともと大型IT機器に使用されていたので容量も堅牢性が高いのが特徴です。
転送速度も160 MB/Sなど、速いです。
しかし、最近のSDカードも高速化しておりますので強烈なインパクトではなくなりつつあるのかもしれません。
(3) メモリースティック
※Wikipediaより抜粋
SONYによって提唱され、主にSONY製品に採用される規格です。
サイズは2種類で、
・スタンダードサイズ(21.5×50mm)
・小型モバイル機器用途向けのDuoサイズ(20×31mm)
メモリースティックPro-Duoというのは「Duoのサイズですが大容量です」という解釈しています。
違っていたらごめんなさいm(_ _)m
(4) xDピクチャーカード
2002年にオリンパス、富士フイルム、東芝が共同開発した記録メディアの規格です。
サイズは20×25mm。小さいですね!
左からスマートメディア (xDの前身)、SDカード、xDピクチャーカードです。
※引用:http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090612/1026987/?rt=nocnt
現在はオリンパス、富士フイルムのデジタルカメラに使用されています。
“eXcellent”( すばらしい )なメディアという想いを込めて命名されたと言うことです。
~CFastカードとXQDカード~
この2つの記録メディアはNIKONやCANONのフラッグシップ機 (D5など) に採用されています。フラッグシップ機は超高速連射が可能なので読み書きの素早いメディアが求められているのでしょう!
いずれも500 MB/Sなどといった凄まじい転送速度を実現した記録メディアです。
開発に関してXQDはNIKONと、CFastはCanonと提携しています。
どちらかが消えるのではないかと、以前から言われていますが、私はあまり詳しくないので言及しないでおきます( ̄▽ ̄;)
※引用:http://a-graph.jp/2016/03/24/13690
~まとめ~
以上、まとめてみました (´・ω・)b
別に試験を受けるのでなければ、記録メディアを全て暗記する必要はありません!
今後、お使いになる機種で他のメディアが使える場合に参照出来たり、SDカードを選ぶ時に参考になるような記事になったらいいなと思って書いてみました!
ただし、正直、苦手分野なので間違った部分があったらすいません。。。
「ここは違うぜ!」ってご意見があればいつでもお願いいたしますm(_ _)m
随時訂正していきます!
※ちなみに当たり前ですが、記録メディアで画質が変わることはありません。
~記録メディアのクラッシュ~
話が少し変わりますが、SDカード (に限らず記録メディア) は出し入れの度にデータ破損のリスクが伴います。
その一番の原因は静電気だと言われています。
これをクラッシュといいます。
デジカメには宿命的について回るリスクです。
さて、それとはおそらく違う原因ですが、つい先日新品のSANDISKのメモリーカードが読み取れないという事件がありました。
D810に買ったばかりのSDカードを挿入したところ、上のような表記が最初は10回に1回くらい出ていました。
それが5回に1回、3回に1回と、だんだんと読み取れない回数が増えてきました。
カードを購入したヨドバシカメラに行って、撮影データを別のSDカードに交換してもらいました。
その後は何の問題もなく使えていますので、あのSDカードの問題だったと考えて間違い無いでしょう。
※なお、「こういうエラーが出たら下手にメディアは出し入れしないで速やかにパソコンにバックアップをとるように」とアドバイスされました。出し入れを繰り返してここまでのデータが破損することがあるようです
Σ(゚Д゚)
私としては「SANDISKのSDカードでもこういうことが起きるんだ」と驚きました。
こういう時のためにSDカードの予備は必須であると痛感しました。
また、ダブルスロットの有効性も実感した出来事でした。片方にJPEGを、もう片方にRAWを残しておけば、撮影中に不慮の故障があっても安心ですものね^^;
皆様も、どうぞ御注意くださいませm(_ _)m
文章ばかりですいません💦
最後まで目を通してくださりありがとうございます。
今後ともCirculation Cameraをよろしくお願いします!