Circulation - Camera

巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

冬のオートキャンプ備忘録 ver.2022年度

~オートキャンプとは~

こんにちは、Circulation - Cameraです。今回は写真とはあまり関係の無い話題でございます。2022年からオートキャンプを初めてみました!オートキャンプというのは車などで荷物を持ち込んでやるキャンプのことです。

山にテントなどを担いで登るスタイルに比べると非常にハードルが低い方法ですよね。その分、ワイルドさには欠けるわけですが、家族ででかけるのには程よいのでございます ^^

 

~冬キャンプの話~

2022年の春からだいたい月に1回くらいの頻度で出かけていました!子供たち (4歳&2歳) も花火をしたり虫取りをしたり結構楽しそうでした ( ̄▽ ̄)

Z6Ⅱ + NIKKOR Z 50mm F/1.2 S, ISO 2500, F 1.2, SS 1/200 sec

しかし、11月くらいになるとだいぶ寒くなってきましてまだ小さい子たちは連れて行きにくくなってしまい、冬はソロで楽しんでいました ^^;

そんな中で冬ならではの良さや注意点が分かってきたので来シーズンに向けて備忘録を兼ねて記事を書いてみました!普段写真を見に来てくれている方々にとっては謎の内容かとは思いますが、冬キャンプの魅力も実体験を元に語ってみますので、もしも興味があったら眺めていってやって下さいませ。それではよろしくお願いします m(_ _)m

 

~冬キャンプの良いところ~

ざっと羅列するとこんな感じです!

① 人が少ない

② 虫も少ない

③ 汗だくにならない

④ 寒いから、、、

 ・温かいご飯がおいしい

 ・焚火の本当のありがたさが分かる

 ・お酒や食材を冷やすのも簡単

 ・雪遊びも可能かもしれない

それぞれちょっとだけコメントしていきますね。

① 人が少ない:

まずキャンプ場の予約が冬以外に比べて格段に取りやすいです。キャンプサイトも冬以外に比べてあまり混雑していない印象です。

多分夏場は人でいっぱいのプレイグラウンド。
こんなに晴れた週末でも人影はまばらでした。

② 虫も少ない:

これは間違いないです!逆に子供たちからしたら虫取りができなくて残念なんですが、夏場のように皿やコップに虫がダイブしてきたりしませんし、テント内に虫が入り込んでくるリスクもなく快適です。

③ 汗だくにならない:

夏キャンプはテント設営だけでなくちょっとした作業ですぐに汗だくになります。野外だから仕方ないのですが冬はマジで快適に感じます。

④ 寒いから、、、:

「寒さ」というのは欠点のようで実は利点になる部分も大きいと気づきました。例えば暖かい料理がおいしいです!鍋とかおでんとか。バーナーの上に鍋乗っけておけばすぐ温められますしね。

また、焚火の暖かさを実感できます。あと、クーラーボックスに入れておかなくても現場に着いたら冷やしておきたいドリンクや食材は外に出しておけばOKです。野生動物に狙われないよう注意は必要ですけどね。

※冬でも犬やら猫やら狸やらは遭遇する可能性はあります、というか遭遇したのでご注意あれ。

動物の足跡

 

~星空は?~

ネットで冬キャンプの魅力を調べると澄んだ星空と出てきたりします。これに関しましては間違ってはいないと思いますが場所と天気に寄る部分が大きいです。比較的街に近いキャンプ場は光害の影響大きいですし、曇っててもダメなので、見れたらラッキーくらいに思っていた方が良いと思います (↓ラッキーだった日)。

DSC_1203

 

~寒さ対策~

とはいえですね、寒さ対策が不十分だと偉い目にあいますので寒さ対策は重要です。

(1) 服装

これは星景写真を撮影するので寒いところに行き慣れている経験が多く、あまり困らなかったです。上着は3枚着ていきます。

ユニクロヒートテック的なやつ

・保湿性のあるフリーツ系のやつ

・防水性や防風性のあるアウター

これらを重ね着すればマイナス10度近くても活動できます。むしろこれ以上はやたらと厚着するよりも手袋・厚手の靴下・耳当てなど皮膚をなるべく出さない工夫の方が重要です。ちなみに使ってみてすごくよかったアイテムは「焚火ブランケット」です。

こういうやつ。燃えにくい素材でできています。
※画像引用:Yodobashi.com

じっとしているとやっぱり寒いので、椅子の上ではこのブランケットを被って過ごしています。焚火で不意に飛んでくる火の粉から服を守ってくれますし思った以上に暖かい!超おすすめです ^^

(2) テント内:

テント内を温めるためには暖房器具が必要ですが一番お勧めなのは電気ファンヒーターです (下の写真の右下のようなやつです)。もちろんAC電源が無いサイトでは使えないのは欠点ですが、ワンルームテントやツールームの寝室内なら大抵1台で暖かくできます。一酸化炭素中毒の心配もないのは利点です!ちなみにどのくらい暖かいかというと、自分はファンヒーターありの場合、寝るときにシェラフ (寝袋) すら使用して無いです ^^;

逆にAC電源の無いサイトは初心者にはお勧めできません。そういう場合、灯油ストーブが一番現実的な選択肢にはなります (上の写真の左下)。ファンヒーターばりに暖かくなりますしストーブの上で熱燗を作ったりもできます (笑)。ただ一酸化炭素中毒には注意が必要なので寝るときは消さなくてはいけないんですよね。。。

また地面の冷たさも大敵です。いわゆる底冷え対策にマットも何重かにしておきます。解体した段ボールやアルミシートも底冷え対策に有効でした。

 

~AC電源~

ちなみにAC電源付きサイトを予約した場合、AC電源が何ワットまで使用可能か確認しましょう。大抵の場合、下のような感じでキャンプ場のホームページに書かれています。

だいたいどこも1500~2000Wです。ファンヒーター1台でだいたい1000W弱なのですが、アダプターで複数の電気機器を使用する場合上限を超えない注意が必要です。1500Wのサイトの場合、1000Wのファンヒーターを繋げたらあとは500Wということになります。

また、外にあるAC電源とテント内の暖房器具をつなぐ延長ケーブルも耐水性のあるものを選ぶ必要がありますのでご注意あれ。

普通の電源タップではだめですよ (笑)
画像引用:Yodobashi.com

 

~特別なテントは必要?~

個人的には特に必要ないと思います。テントにはざっくり分けて3シーズンのものと冬対応のものとがあります。素材やスカートの有無なんかが違うんですね。けど、よほどメッシュ張りとかでなければ3シーズンテントでも行けると思います。ただし、その場合は絶対にAC電源ありのサイトがおすすめです。

 

~食事についての注意点~

鍋物はお勧めです。かなり温まりますよ ^^

個人的にはおでんとかすき焼きが非常に良かったです!チゲ鍋や寄せ鍋は家族でやるには良いですがソロだと多すぎて危険かもしれません。ただ、おでんに関しては現場で作り始めると出汁が十分に染みていないので、出来合いのものを持って行って鍋にうつした方がいいです。ちなみに寒いので現場で野菜や肉をカットするのは結構しんどいです。手袋を脱がなくても料理できるように食材を事前にカットして持っていくのもお勧めです。ちなみに焼き肉やBBQはすぐに冷めてしまうので冬はあまりおすすめできないかもです ^^;

なお、火は上の写真のように焚火の火を使用しても良いですが火力の調整が効かないのでガスコンロやバーナーを持っていくと良いと思います。

画像引用:YODOBASHI.COM

ここで大事なことを一つ!寒冷地用のガスボンベでないと火がつかないことがありますので注意が必要です。同じようにチャッカマンも寒冷地だとなかなか着火してくれないのでご注意あれ!

 

~冬タイヤ必須~

現場はどのくらい地面が氷っているかは分かりませんので冬タイヤは必須です (よほど暖かい地域ならいいかもしれませんが)。実際に山梨でキャンプした時、盛大にスリップしている車が結構いました。あれ、乗っている人たち怖かっただろうなぁ ( ̄▽ ̄;)

 

~撤収の注意点~

冬って乾燥しているイメージがあるのですが、テントやテーブルは結露する可能性があるので乾いたタオルはそこそこ用意しておいた方が良いです。なお、雪の中の撤収は日が上がってくると雪が溶けてテントやマットがびしょびしょになる恐れがあり注意が必要です。

 

~行かない勇気も大切~

寒さはある程度なんとでもなるのですが爆弾低気圧が来ていて風が強い場合なんかは結構きついと思います。また、逆に雪でなく雨の中というのも結構つらいと思います。こういう時は潔くあきらめるのも手です。冬の雨の中、設営したこともありますがきつかったです。その日は夕方から晴れるってわかっていたから頑張れましたけども。

左が到着時、右は撤収時。これなら楽勝です!

 

~おわりに~

ということで今回は冬のオートキャンプについて語ってみました。別に極限環境やサバイバルに挑みたいわけでは無くて非日常的な環境でまったり過ごしたいだけなのでオートキャンプって自分にはちょうどいいです。

来年また冬キャンプするときの備忘録にと書いたのですが、興味はあるけど踏み出せないでいる人の参考になったら嬉しいし、やったことない人にとっても興味持ってもらえたらいいなと思います♪

それでは今回はここで失礼します m(_ _)m

DSC_1210のコピー