Circulation - Camera

巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

2022年11月8日 皆既月食・天王星食

StarStaX_DSC_0572-DSC_0612_lighten-2

こんにちは、Circulation - Cameraです。もう11月も終わりですね!今年の11月は皆既月食天王星食が同時に観察できるというレアな天体ショーがありました。自分はこの時、仕事だったのですが、仕事場の会議室の窓からちょうど月が見える状況でしたので誰も居ない会議室に三脚立ててオート撮影させていました (笑)

 

〜How to shoot?〜

焦点距離

この手の写真を撮ったのは初めてでしたので設定は結構考えさせられました。悩みましたが試し打ちしてみるとさすがに50-100mmでは月が小さくなりすぎ、200mm以上だと写る月の数が少なくなってしまう感じでした。最終的にある程度月を大きく写してあげたくて200mmを選択しました。

※結果、D850 + AF-S NIKKOR 200-500mm F5.6E ED VRで撮影!

<カメラの設定>

三脚にセットしてピントはマニュアルで設定し手振れ補正はoffしてホワイトバランスは晴天を選択。ここまではいつもの星景写真と同じ。問題は露出の設定でした。月食状態の月はかなり暗いです。肉眼ではほとんど見えないくらいでしたよね?

ISO 8000, F 5.6, SS 1/20 secで撮影するとこんな感じになります。

この設定で普通の満月を撮影したら当然盛大に白飛びします。さすがに途中で露出は変更するしかないと判断し、

・前半 (左下半分):ISO 4000, F 5.6, SS 1/40 sec

・後半 (右上半分):ISO 800, F 5.6, SS 1/100 sec

このように途中で設定を変えました。

<インターバル>

これもいろいろと試したのですが、だいたい2分毎に撮影すると月がちょうどいい感じに重なるようでした。完全に重ならないようにしたければ3分毎に撮影すれば良さそうかな。で、帰宅してから比較明合成して出来上がりです♪

StarStaX_DSC_0572-DSC_0612_lighten-2

 

~おわりに~

ということで今回は11月8日の皆既月食で撮影した写真でした!普通に月をアップで撮影するだけでは面白くないと思ったので経時的変化を表現したくこういう写真にしてみました。実はインターバル撮影って初めてやったんですよね。うまく作動してくれて良かったです💦

ちなみに今回久々にD850を使用しました。200-500mmをアダプターなしで使用したかったからなんですが良いカメラですね~。Z 9とZ 6Ⅱが非常に優秀なのでめっきり使用頻度が減ってしまいましたが、さすがは元一番の相棒です ^^b

さて、早いものでもう1か月で2022年も終わりですね!

それでは今回はここで失礼します。

 

~関連リンク~

2021年は9月に横浜ベイブリッジと満月のコラボ写真を撮影しました。手持ちで夜の風景写真というチャレンジングな回でしたが結構うまくいったと自負しています♪

2020年は10月にスカイツリーと満月のコラボ写真を撮影。このときはD850と200-500mmという今回と同じ機材でしたね!

tatsumo77.hatenablog.com