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巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

梅雨入り時、単焦点で撮り歩いた京都 その3

この日は三室戸寺というあじさい寺に行ってきました。

かなりの有名スポットなので早起きして向かいました。

三室戸寺京都市内から少し出てやや南の「宇治」という地域にございます。

分かりにくくて恐縮ですが、地図の右下です。

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宇治といえば、源氏物語平等院鳳凰堂・鵜飼などが有名ですね。

あと、お抹茶でも有名です💡

 

地下鉄東西線 (京都には東西線南北線の2本の地下鉄があります) の終点、六地蔵駅に向かいました。

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ここから河川敷を少し歩いて宇治行きの京阪電車にアクセスします。

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電車の座席やつり革までも抹茶色で驚きました!

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この日は結構歩く予定でしたのでタクシーでお寺の門まで向かいました。

開門1時間前に着いたのですが既に並んでいる方もいて車の列も出来始めています。

早起きしてよかったです!

 

8:30の開門に合わせて入場しました。

さぁ、撮ろう!

しかし、第一印象は「むずい!!💦」でした^^;

この日はよく晴れていまして、三室戸寺自体が杉林の中に紫陽花が咲いているという構造なので明暗差が並ではありませんでした

普通に撮ると下の写真のように明暗差に引っ張られて紫陽花のインパクトが薄れます。

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でもそこで諦めてはどうしようもありません

対策を考えましょう!

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※引用:https://matome.naver.jp/odai/2144920830263969101/2144947917697769503

 

 

対策1:

暗い部分に情報が少なくデッドスペースになっていると感じたので、紫陽花に寄って、多少暗くても存在感が伝わるようにしました

そしてピントや露出は明るい山門に合わせてバランスを撮ってみました。

ピントや露出の合った山門と、ピントや露出はあっていませんが存在感のある紫陽花でバランスをとったつもりです。

青空を殺さないようにするならこの方法論が良さそうです。

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対策2:

マクロな感じに切り取れば明暗差は関係ありません。

ただ、これはやや緊急避難的です。

失礼な言い方ですが、近所の紫陽花でも似たようなことは出来ますので。。。

もちろんきちんと管理された質の良い紫陽花だから伝わるものもあるのは承知の上です!

あくまでテクニック的に緊急避難ということです( ̄∇ ̄)

せっかくお寺さんまで出向いたので、そこならではの写真撮りたいではありませんか

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ちなみに、こういう明暗差が激しい条件では、うまくやればスポットライトが当たったかのようにすることも可能です💡

この日はそういう写真はありませんでしたが、以前、近所で撮影した写真を参考に載せておきます。

D610 + NIKKOR 70-200mm F4, ISO 200, F 7.1, SS 1/400sec

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対策3:

比較的暗いところの紫陽花にピントと露出を合わせてみます。

もちろんそれでは背景が白トビしてしまうので絞りを開いて明るい白トビした部分を溶かしてしまいましょう

D810 + Carl Zeiss Milvus (Makro Planer) 2/100mm, ISO 100, F 3.5, SS 1/320 sec

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梅雨のはざま、杉林の狭間にひっそりと咲くあじさい

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しかし、さすがアジサイ寺。

一株一株の紫陽花の管理が良いです!

 

 

この写真は気に入っています!初めてOtusでそこそこ花が撮れたかもしれません。

青が濃いです。

しかし前から述べています通り、日中に無理にオートフォーカスもズーム機能を使用する必要性は大きくないと思いますポートレートで大口径が必要とかなら別ですが、一般的には非効率的です。

D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55mm, ISO 100, F 2.2, SS 1/1000 sec

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以上、明暗差が激しい状況の打開策でした。

1.) 明るい方に露出もピントも合わせるが、暗い方にも寄って存在感を出して画面全体のバランスを整える。

2.) マクロで切り取る。スポットライト的な表現も有効。

3.) 暗い方にピントも露出も合わせ、白トビするところはぼかしてしまう。

あとは HDR合成も有効だろうと思います💡

 

 

おまけです↓

赤い紫陽花が咲いていました。

この色はあまり見たことがなかったです。

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ややハート形の紫陽花です。

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シオカラトンボがハスのつぼみに止まっていました💡

羽にピントを合わせて撮影して見ました。

D810 + Carl Zeiss Milvus (Makro Planer), ISO 100, F 2.8, SS 1/1250 sec

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こんな絵馬もありました。

可愛らしいですね♫

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紫陽花寺に行って思いましたが、紫陽花って結構どこでも咲いていますが手塩にかけて育った紫陽花は美しいですね。

ただし人も多いし構図は制限されるので副題をうまいこと見つけなきゃいけませんね。

しかも今回は明暗差が激しくとてもいい練習になりました!

 

さて、今回はこれにて終了です!

この京都シリーズはあと2回です。

次回は宇治で撮影した残りの写真を紹介したいと思います。

ではまた、宜しくお願いします!!