どうも、Circulation cameraです!
今回はモノクロ表現について語ってみます。
・・・何回かに分けて引っ張ったせいで自分の中で妙にハードルが上がって。。。
自業自得ですが怖いです( ̄∇ ̄;)
何せ、語るほど得意な表現ではありませんので、
自分の頭の整理をしつつ誰かの参考になればといったところです💦
時間のある方、どうか軽い気持ちで読んでやってくださいm(_ _)m
~モノクロってどんなイメージ?~
私は完全にデジカメ世代でしてフィルムでモノクロ撮影も現像もしたことないです。
フォトマスター検体のために勉強はしましたが^^;
生まれたときからテレビもカラーだし写真もカラープリントでした。
そんな中、敢えてモノクロを選択するのはどういう時なのでしょうか!?
カメラ始めたばかりの頃は「レトロなイメージを出したいとき」と思っていました。
テレビでモノクロ映像が流されると、「ああ古めかしいなぁ」と思いませんか?
~もう少し考えてみる~
「レトロな雰囲気、なんかいい雰囲気になる。おしゃれ!!」
写真を始めた頃はそんな感覚でしたが、カメラに詳しくなっていくと理屈的になっていきました。
本来、カラーの方が情報は多いし色鮮やかなはず🤔
モノクロしかなかった頃はカラー写真を欲したのではないでしょうか?
なのになぜモノクロ写真は今でも活用されるのでしょうか?
なんとなくレトロだからと言って古都京都で使えば良くて、東京の摩天楼では似つかわしくないのか?
そんなことはないですよね。
私が意識していることは引き算です。
色以外に、モノクロはカラーと比べて主に時間という概念を消してくれます。
朝なのか昼なのか夕方なのかがわからなくなる。
秋なのか春なのかもわからなくなるかもしれません。
下手したら今日撮ったのか10年前に撮ったのかも不明ということにもなりかねません。
そこが「レトロ」というイメージにも合致するのかもしれませんね💡
そんな色や時間の引き算にハマる条件。
私はあまりモノクロという表現に長けていませんが、2017年6月現在、いざ使用するときはそういうときです!
時間も色も不要な時です。
例を挙げましょう。
① まずは単純に色についてです。
この紫陽花、私が見せたいのは「色鮮やかな紫陽花、ややハート形」というところです。これをモノクロにすると鮮やかさは失われてしまいます。また、青紫と背景の緑との境界が分かりづらくなりますからハート形のイメージも湧きにくいかもしれません。
個人的にはこういう被写体はモノクロにしなくていいと思います。
②この写真は夕焼けのグラデーションを見せたいのとシルエット化した鳥と塔がポイントです。モノクロにすると夕方という情報は消し飛びます。
ですから、カラーの方が合うと思うのです。
③この写真はモノクロでもいいですよね。色も時間も重要な要素ではなく形や陰影を強調できた方がいいです。
④ 西洋館のシリーズでご紹介したこの写真もそういう意図です。
時間も季節も色も必要な情報ではない。
造形を、陰影を強調したい。だからモノクロで仕上げました。
(色と) 時間の「引き算」。
これが私がモノクロ写真について思うことです!
なんだそんなことか、と思われる方も多いかもしれません^^;
しかし、カメラを始めたころの自分のように、カラーとモノクロの使い分けを意識したことのない方の参考になればと思い記事にしてみました💡
※記事を書くにあたり他のサイトも閲覧し同意見の方は多かったですが、もっといろいろ考えてモノクロ撮影に情熱を注いでいる方々が多く勉強になりました。
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また、姑息なテクニックをいくつか書いておきます^^;
・時間と色という概念が消せるのであいにくの曇天でもそこそこそれっぽく写せます。
・白飛び黒飛びのごまかしがききます。例えば室内外の明暗差が強烈なケースでもごまかせます。
邪道的な使い方なので本職でカメラやっている方やモノクロファンから怒られそうですねぇ ( ̄∀ ̄;)
ですが、それでも誰かの参考になったなら幸いです(`・ω・´)b
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では次回はビール話を1回挟ませて下さい。私の大好きな北海道のビールです!
今回も読んで下さりありがとうございました。
それではまた!