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巡る季節を写真に残す! ~Since 2017-05-01~

NIKKORの新しいレンズ!

今回はビールの話にしようと思っていましたが、このニュースがありました💡

Nikonから3本のレンズが発表されましたね🙌

いずれも今月末に発売されるようで、多くの量販店で既に予約が始まっていました。

 「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」

 「AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」

 「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」

 

それぞれどんなレンズなのでしょう?

 

(1) 「AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」

      引用:http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062056.html

レンズ名に「DX」が入っているのでフルサイズセンサーではなくAPS-Cセンサー機種 (いわゆるDXフォーマット) 使用を前提としたレンズです。

※センサーサイズ?何それ?という方はこちらを!

tatsumo77.hatenablog.com

 

さて、APS-C用ということで実質、15-30mm相当の画角をカバーします

15-30mmと聞くと、個人的にはTamronの「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」を連想します (こちらのレンズはフルサイズ対応ですから単純比較はできませんが)。私は所有していないのですが、こちらも非常に評判の良いレンズです。

15mmという超広角から30mmという標準域までカバーしていることは、ニコンの超広角の名玉、大三元レンズの一角である「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」にもない魅力ですよね!

しかも、「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」や「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」と違い、このレンズはいわゆる”出目金”ではないので保護フィルター装着が可能なのもポイントだと思います。もちろん、NDフィルターやPLフィルターやソフトフィルターも装着できますから表現の幅が広がります。ちなみにフィルター径は72mmらしいです。

さらにVRと記載されているので手ぶれ補正も完備されていますし、AFと表記されているのでオートフォカスも搭載しています。

それでいてお値段が4万円台らしいです!

NIKON純正でこの価格は結構お手頃ですよ^^

レンズ構成は11群14枚。

絞り羽根は7枚。

最短撮影距離は0.22m。

重量は約230g…軽っ!! すごい軽いじゃないですか ( ̄▽ ̄;)

私は現在フルサイズばかり使用しているので購入することはないでしょうが、APS-C規格のカメラをお使いで超広角レンズを検討中の方には良い選択肢になるでしょう!

欠点を挙げるなら、ナノクリコーティングはされていない点と開放f値が大きめなので星景撮影ではやや心許ないという点でしょうか。その辺は値段やレンズの大きさとのトレードオフなのでしょう。

 

 

(2) 「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」

      引用:http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062/057/index.html

 

NIKONのフルサイズ対応の魚眼レンズというとAi AF Fisheye-Nikkor 16mm f2.8D以来じゃないですか?とすると2002年以来、15年ぶりの更新になりますね!

しかも、このレンズの特徴ですが1本のレンズで2種類の魚眼効果が得られます。

ズームのワイド端(8mm)で画角が全周180度の円周魚眼、テレ端(15mm)近傍で対角線方向に180度の対角線魚眼が可能です。

このシステムはNIKKORレンズでは初めての採用だそうです💡

イメージしやすいようにヨドバシ.comで拾った画像を転載しておきます。

      引用:http://www.yodobashi.com/product/100000001003586180/

 

しかも、簡易かもしれませんが、防塵防滴シーリングも施されているようです。 

レンズ構成は13群15枚。絞り羽根は7枚。

重量は約485g。

あと、ナノクリコーティングなのが個人的には嬉しいです

超広角系統では逆光耐性は相当重要ですもんね^^;

 

昔は魚眼よく使っていました。それこそカメラを始めた北海道時代。

これは美瑛で撮影しました。

D90とAF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8Gというレンズです。

個人的には魚眼らしさをうまく活かせたと思っている数少ない作例です。

f:id:tatsumo77:20170601125409j:plain

星景撮影する上では点像再現性が気になりますが、デジカメwatch曰く非球面レンズ2枚を採用していて絞り開放でも周辺部まで良好だということです。ただ、テレ端では開放f4.5と星撮影にはやや暗いのが難点でしょうか??

 

そして、魚眼レンズって意外と寄れますよね!近接撮影もなかなかいけます。

下の作例は上の作例と同じ組み合わせで撮影しました。

今回のこのnew魚眼レンズも、最短撮影距離は0.16mで、レンズ先端から約3cmまで被写体に近づけます。これにより、最大撮影倍率0.34倍の撮影も可能ということです!

f:id:tatsumo77:20170603080413j:plain

 

 

 

(3) 「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」

 

      ※引用:http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1062054.html

 

これもかなり注目されているレンズなのではないでしょうか?

28mm f/1.4は、Canonにもありません。NIKONにはかつて同じ28mm f1.4のレンズがありましたが10年ほど前からディスコンになっているようです。

個人的には28mmでf1.4というとCarl Zeiss Otus 1.4/28mmを連想しますが、オートフォーカスなしなのに60万円くらいしますよ^^;?

 

28mmというのはなかなかいい画角で、私も大好きです。35mmだとちょっと平凡になりがちだったり、風景や建物を撮影するときにはちょっと狭かったりすることがあるのですが、28mmは扱いやすいです。スマホのカメラも28mm画角が多いですよね?

そこにf1.4というスペックが組み合わさることで汎用性と表現性を併せ持つ素晴らしいレンズになっていると期待します

ちゃんとナノクリコーティングも施されていますし防塵防滴シーリングも施されているようで作りもしっかりしているように感じます。

 

Nikonはここ数年、58mm f1.4・105mm f1.4と立て続けに三次元ハイファイという発想のレンズを打ち出してきました。三次元ハイファイについての詳細は、ここでは割愛します (58mmも105mmも使ったことありませんしね^^;) が、非常になだらかなアウトフォーカスへの移行と滑らかなボケ感を売りにしています。

NIKKORレンズは、少なくとも近年は、ボケ味が大変美しく開放での玉ボケも正円形に近く高評価です。このレンズも同じような特徴を継承した素晴らしいレンズであると期待しています!

また、このレンズは最短撮影距離も0.28mと短いのでグッと被写体に寄ってボケ量を増やすこともできますしね!

なお、VRと表記されていないので105mm f1.4と同様に手ぶれ補正はありませんね。

 

フィルター径は77mmで重量は約645gです。

Carl Zeiss Otus 1.4/28mmがフィルター径95mmで重量1340gですから、断然小回りが効く仕様です!

 

 

 

〜新製品!!〜

買う買わないは別として、新製品が出るとときめきますよね!

あと、昔から、ブログを始めたらこういうエントリーを書いてみたいと思っていたので、出来はあれかもしれませんが、書くことができて自己満足しています ( ̄▽ ̄)

 

それはそうと、実は私、フルサイズ対応の魚眼持っていないんですよね。

いい機会ですし、買っちゃおうかな。

今年はまだあまり機材にお金かけていませんしね♩

 

この写真は今年の初撮りでCarl Zeiss Distagon 2.8/15mmで撮った写真ですが、ループ橋感を出すなら魚眼欲しいなあ、って思ったんですよね。

f:id:tatsumo77:20170601082504j:plain

 

もし買ったらレヴューしますね♩

 

さて、今度こそ、ビールネタにしたいと思います。

ではまた、宜しくお願いします。